四十一話 ページ21
きんときside＿＿
うぇー。
何や、この甘ったるい臭い。俺好きやないわ。
この臭いの事言ってたんやろか。きりやん。
歩く度にパキッと音がする。
Kn「なーんや。木の枝じゃん。無駄にびびるな。このおと。」
ずっと歩いてけば、辺りは白色の霧がかかる。また歩いてけば、廃墟の大きな建造物が見えた。
Kn「……ここ……なんかなぁ。……うへぇ〜。めっちゃ崩れとるやん。」
その建造物の辺りをぐるっと見て回っていたら、足元がギィとなった。何かと思い下を見れば、何かしらの秘密の扉を見つけた。開けると地下へ続く階段だった。
此処も荒れており、倒れていた本棚があったりもした。しかも一部の本棚は所々本がなかった。
(これスマイルやったらカンカンやろなー。)
その場で辺りを見ていると、奥の方だろうか。微かに見える隙間から、綺麗な本棚が見えた何故？
俺はそこに行き、じっくり見る。
Kn「まぁ勘だけど、こーゆーやつは大抵作り物の可能性があるから、隠し扉にはぴったりやな。……だったら、この近くに隠し扉を開けるものが有る筈なんだけど……。」
ｶﾁｯ
Kn「おうぇ？……うおぉぉぉぉ！？」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
あっぶな。
危うく落ちるとこやったわ。鳥でよかった〜。狼やったら絶対落ちとるな。
俺は、ぴょんと床に降り立つ。
Kn「あれ罠かい。……あんなやつに引っ掛かる俺も俺やけどな。…………こっちが正式なやつか。」
ｶﾞｼｬﾝ
Kn「はい。ビンゴ〜。」
床の端っこらへんに、感圧板があったので踏んでみると、さっき見ていた綺麗な本棚が右に動く。隣の部屋に繋がる通路だった。俺はその先に進む。入れば、所々に散らばった資料。
……あった。これかな？きりやんが言ってた資料って。
＿＿＿＿＿＿
【Scholar】
毒薬。麻薬に近いもの。
非常に気化しやすい物質だから、取り扱い注意。
幻覚、幻聴等を引き起こす。
見たい夢をいつでも自由に見られる。
などと言われて大流行。
今は使用、又製造も禁止とされている。
また。
重薦症状として感覚麻痺、頭痛、吐き気、思考麻痺、等を起こす。感覚麻痺は特に注意。
呼吸器官に達すれば、最悪死に至る可能性あり。
解毒剤は存＿＿
Kn「おいおいおい！大事な所霞んで読めねえじゃん！おい！……まぁでも、解毒剤はありそうだけど、それ以上の事は書いてないんか〜。」
……きりやんに聞けば分かっかな。
きりやんでも分からへんねんたら、w国に行ってくっか。
俺は資料を持って外に出て屋敷に戻る。
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梨乃(プロフ) - コメント有難うございます！確かにそうですねw自分で読み返してもそう思いましたw←うん。直せや。 (2019年9月7日 9時) (
レス) id: 9bf702873d (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん - たまーにシャークんが関西弁になるからゾムさんと間違えるwww (2019年9月6日 20時) (レス) id: f2b8765d0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨乃 | 作成日時：2019年8月31日 12時
