三十六話 ページ16
「なぁ。大丈夫か？」
『……きりやん……様……』
Kr「うぇ！？おまっ！顔真っ青やん！大丈夫か？」
『……見捨てたくせに……部下には甘いの……ですね』
Kr「……ｯ、せやからって心配はするよ……」
『……もう放っておいて……ください。』
と言い立って横を通りすぎる。彼が何か言っていたがもう何も聞きたく無かったので無視をする。
ごめんなさい、きりやん様。私にはこうすることしか出来ないのです。
きりやんside＿＿
Kr「……大丈夫なわけあるかいな……。」
ねぇ。A。何で俺を頼ってくれへんの？
何でも間でも一人で全部やろうとすんなや。
そんな苦しそうな顔してやることなの？
そこまで我慢してやるべき事なんか？
＿＿＿＿＿＿＿＿
『……見捨てたくせに……部下には甘いの……ですね』
＿＿＿＿＿＿＿＿
この言葉を言われて、俺は否定することができなかった。
Aの言ったことは正しい。最初に拒んだのは俺だった。
俺から突き放したのに。
誇らしく思っていたのに。と
見損なった。と
自分が全部やったことなのに。
自分がAを遠ざけたのに。
Kr「……。バカだよなぁ＿。ほんと。」
自分が勝手に隣にいるって思ってた。
ずっと遠ざけていても。
絶対に……絶対に隣に居てくれる存在だって。
でもそれは、俺が勝手に思い込んでいたこと。
今までは、Aがいたからこそ乗り越えられた。
何でもできた。
だけどAがいない今。
俺はどうしたら良い？
俺は……どうやって生きてた……？
＿＿＿＿＿＿
『きりやん様の戦いは、凄くて、勇ましくて、慎重で、狙った獲物は絶対に逃がさない。
まるで本物の狼のように格好いいですよ！』
＿＿＿＿＿＿
Kr「……はん。圧力はあっても、戦い方を知らんねんたら……。それは狼やない。……只の犬と同類やわ。」
戦えないのなら、どうしようか。
手がある。
足がある。
鼻がある。
耳がある。
口がある。
何でもあるじゃん、方法なんて。
もっかい……もう一回。鮭が燃やした国に行けば、何か手がかりがあるはず。
でも、俺他にもやることあっしなー。
……きんときか誰か空いてる奴に行かせっか。
俺は近くの窓に足をかけ、3階の窓から外に勢いよく飛びだす。
追記
500hit本当に有難うございます！
もう500行くと思わなかったや。
これからも頑張ってきます！
有難うございました！
以上梨乃でした。
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梨乃(プロフ) - コメント有難うございます！確かにそうですねw自分で読み返してもそう思いましたw←うん。直せや。 (2019年9月7日 9時) (
レス) id: 9bf702873d (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん - たまーにシャークんが関西弁になるからゾムさんと間違えるwww (2019年9月6日 20時) (レス) id: f2b8765d0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨乃 | 作成日時：2019年8月31日 12時
