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「おお〜！！視線がたかいですね！」
ひとらんさんに手伝ってもらいながら外道丸に乗ると、想像していたよりも視界が高くて驚く。さらに言えば、私が乗った後ひとらんさんも後ろに乗ってきて、現在外道丸には私とひとらんさんの二人が乗っているのだ。かれこれ年齢イコール恋人いない歴の私からすれば異性とのこの距離感はとても緊張してしまう。
ドクドクと自分の鼓動がひとらんさんに聞こえるんじゃないかと危惧し、深呼吸をして意識をどこかに逸らすとだんだんと鼓動が落ち着きを取り戻す。
(あれ…?ひとらんさん…?)
「すこし走ってみようか」
「えっ？ちょっ、えええええええ！！」
ひとらんさんに抱いた微かな違和感に気が付く前に外道丸がひとらんさんの声に応じて走り出す。周りの景色がとてつもないスピードで変わっていく恐怖に気絶しないように必死になりすぎて、抱いた違和感も家に戻るときには忘れてしまっていた。寝る前に思い出したが、あまりにも荒唐無稽すぎて頭の隅に追いやった。
(ひとらんさんから心臓の音が感じられないなんて、いやいやまさか)
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渦巻 - コメント失礼します。とても良い作品でした。この作品をつくって下さってありがとうございます！私とても幸せ者ですね…！ (2020年9月10日 22時) (
レス) id: acd4260d4c (このIDを非表示/違反報告)
鰻(プロフ) - 枯渇さん» 感想ありがとうございます。そう言っていただけると、書いてよかったなぁ、と思えます。 (2020年8月18日 15時) (レス) id: b0dd64a6e1 (このIDを非表示/違反報告)
枯渇(プロフ) - 突然失礼します。個人的にとても良かったです。尊さにより倒れさせていただきました。ありがとうございました。 (2020年8月17日 19時) (レス) id: cb6a865d2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鰻 | 作成日時：2020年8月13日 7時
