三番道路 ページ18
今日はなんだかミジュマルが元気だ。どう元気かって、朝目覚めたら私の腹の上で俊敏な動きで背筋してた。残像が重い。活きのいい魚だと勘違いしてミジュマルを十時固めに締めあげたことはちょっとしたハプニングだった。実に申し訳ないと思っている。
三番通りの橋を進んだところには、程よい草むらがある。ポケセンもそう遠くない位置にあるため個人的に努力値振りにオススメのスポットである。たまに幼稚園帰りのかわいいロリショタが拝見できるのでなかなか作業も捗る。通報はやめてね。
「・・・休憩しよう」
ミジュマルはまだまだ元気が有り余ってるらしく、空に向かって右ストレートを繰り出している。日も照ってきたし、日焼け止め塗りかえたいし、もうお昼時だし。そろそろお腹と背中がくっついてしまいそうだ。ふっと右ストレートを止めて、そうだな兄者とでもいうかのように凛々しい顔つきで頷くミジュマルに私は鼻水がでそうになった。脳内で地べたをはい転がりまわりながらしかしそんなかっこわるいところはミジュマルの前では見せまいと荒ぶる鷹のポーズで耐え忍ぶ。一周回ってボロ出てるような気もするけども。結論を言うと、可愛くてイケメンのミジュマルは最強だってことかな。
進化する程には足らなかったようだけど、ちょっとたくましくなったように見えた。きらりと光ったように見えたのは気の所為だろうか。
ミジュマルを定位置にのせようと緩慢な動きでしゃがむ。
そのときAの左鼻が突如凄まじいむず痒さに苛まれたのだった。
「はふ・・・ふっ、ぶえ〜っくしょいっ！」
と共に、ミジュマルがまばゆい光につつまれる。
Aが顔を上げると、見たこともない出で立ちのポケモンが凛々しく立っていた。
青い体で、スラリとした細身のシルエット。そして馴染みのある貝殻。ふたつの愛らしいおめめは相変わらずで。数秒見とれてやっと現実味を帯びた喜びに、鼻水を吸うのも忘れて、姿をかえた相棒にとびあがって抱きついた。
｢うわっ・・・え？進化した？し、進化！！！ええ進化した！！！ミジュマル進化！！！！！進化！！！！」
地べたにはい転がり回る。自分からキチガっていくスタイルである。そうしつつもビデオをまわすこともしっかり忘れないところ抜け目がないAだった。重度の親バカである。
「これからたのむよ相棒」
ああいいぜ、とちんまい手をAの差し出した手のひらに乗せるフタチマルは、どこか逞しくなっていた。
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はおはお(プロフ) - 第五世代からポケモン始めた民なのですごく嬉しいです(>_<)更新頑張ってください！ (2017年10月21日 18時) (
レス) id: 17860e1883 (このIDを非表示/違反報告)
玲美(プロフ) - 久しぶりに、笑ったよｗｗｗ暫く、笑いが止まんなかった（笑）面白かったから・・・更新、頑張ってね！← (2017年8月26日 21時) (レス) id: 94d50e8693 (このIDを非表示/違反報告)
凜華(プロフ) - 凄く面白いです！！更新楽しみにしてます！頑張って下さい。 (2016年12月10日 22時) (レス) id: dad73132cb (このIDを非表示/違反報告)
Soul - 頑張ってください！ (2016年8月18日 14時) (レス) id: b52c6c4105 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜（女） - 頑張れです (2016年1月5日 22時) (レス) id: 2bf8696fce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一文字 | 作者ホームページ：
作成日時：2014年10月5日 22時
