【黒バス】ぶりっ子ヒロインを潰す系モブ

28話でっせ！ ページ30

桃井side





姫石｢さつきちゃん…
稲荷さん…なんでっ…うそぉつくのっ！？｣


貴「うほ？←」


桃井｢嘘なんてついてないよねー…

正直スポドリ作るのもタオルやるのも記録
付けるのも体育館の掃除も支度もね？

全部Aと私がやってるの。

時間ギリギリに来て毎回｢いぃんかいで！遅れちゃってっはぁっはぁっ｣で済むと思ってる？

髪もメイクもバッチリで爪もキラッキラ。
なにそれ、ジェルネイルかなあ？

それに手も荒れてないし…｣






手のぱっくり割れや傷が多い私とAの手
傷一つないすべすべな肌にネイルの小鳥ちゃん








貴「おかしいっすよねえ！！
遅れたなら汗かいてるはずでっせええ！
あとねあとね！！あれ！！

姫がスポドリ運ぶだけでドリンクの味は変わって
ないと思いまっせー？」








Aも私も打ち合わせ通り

私はジャージのポケットの中に入ってたカッターを出す。

Aは青峰くんに"録画止めて！"と背中の後で
ピースをして合図

今年も完璧だなあ






桃井｢…仕事しない人はいらないんだよね、正直
バスケより部員目当てでやめないつもりなら…

や、やめて！！！小鳥ちゃん！？！きゃァァァァァァァァァァ！｣


貴「っ！？桃井！！！桃井ー！」







カッターキャーは疑われる点を作ってはいけない

私は左利き。故に小鳥ちゃんの右手下に
カッターを落とす。

自分に手加減してはいけない。
しっかり血しぶきが飛んで
尚、死なない位置を刺す。

Aがすぐに止血を駆けつけてしてくれる



泣いてる私
必死なA
唖然として怒りに満ちた目をしている姫石







青峰｢…なにやってんだよ｣


貴「！…お、お前姫石の味方！！！！」


桃井｢っ…ﾌｯ…ｳｳ｣


青峰｢…まさか、小鳥…？｣





姫石｢違う！違うよ大輝っ！さつきちゃんが自分で、自分にっ…か、カッター刺して！！
小鳥はやってないよっ！？信じてっ…！｣


貴「嘘つき！！！！！
仕事も押し付けて"スポドリ運ぶのと応援は小鳥の仕事だょ！"って言ってたのにまだ嫉妬してるんすか！？桃井！へーきでっか？」








Aがまともだとみんなは困惑する
それに締めくくりの揺さぶりをかける





桃井｢っも、いい、よ…
A。今日は帰りたい…っ｣


貴「っ…いいよ！！帰って！いっっっぱいお話しよーね！！！…じゃ…」



紫原｢ちょ、｣


貴「…行こ？桃井！」


桃井｢へ、ｯ!?A、担がないでーっ｣

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