Black Look. Ⅱ (ページ32)

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JIN side…
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「そっか…、、、」

と、Aちゃんは悲しそうな表情をする。

そして、何も知らない廉も

廉「アイツ何してんの？俺も話したいんやけど。」

と言う。

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すると、そのとき

ゆるぅ～く海人が部屋に入ってきた。

海「みんなぁ～おはよぉ～」

『海人…、、、』

平気なフリをしているけど

2人の様子に気が付き、

少し悲しそうな顔をしたのを

俺を見逃さなかった。

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「海ちゃん…っ、、、」

Aちゃんが海人に駆け寄ろうとしたのを

廉は腕を引いて止める。

「…え？、、、」

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なんで？

と言いたげなAちゃんを他所に

廉は突然、

海人に向かって頭を下げた。

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海「…えっ？廉、どしたの？！！」

廉「海人、ほんまにごめん…っ！！」

海「……っ？！？！なに…っ？！」

廉の突然の行動に

俺らも海人もAちゃんも

驚きを隠せない。

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廉「お前にAが大事なんやってわかってる。

俺はAを傷付けることしかできへんかったのに

お前はいっつも誰よりもAを守ってた。

真剣にぶつかってきてくれてた海人のことも

テキトーにあしらって冷めたツラ下げて

俺、ほんまにダサかったわ…。

…でも、、、やっぱり俺にはコイツしかおらんねん。

俺にとってもAが大事やねん。

もう、離したくないんよ…

…それで俺、Aと付き合いたいって思ってる。

…、、、だから…

…海人に許してもらいに来た。」

初めて見る廉の姿だった。

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…JIN side