日常(仮).2 ページ9
Aがいつか誰かと付き合ったら……。
オレは一体どんな顔をすればいい?
どんな言葉を、かければいい?
"おめでとう"?
"よかったな"?
A「獄寺?…ちょっと、苦しい…。」
獄寺「……出来るわけねぇだろ…。」
A「へ?」
不思議に思うAを腕から解放した。
……出来るわけない。優しい言葉をかけるなんて。
その時は多分、Aの前に姿すら見せられないだろう。
獄寺「(まぁ……)」
いままでのこの考えは、
オレがAと結ばれなかった場合の話だけどな。
ツナ「獄寺君?」
山本「どーした?獄寺。」
心配してくれる10代目と、
相変わらずのマヌケ面の山本。
10代目にすら、渡したくない。
なんて思ってしまう。
……ほんと、オレ末期だわ。
A「…大丈夫?ちょっと顔赤いよ?」
獄寺「…あぁ。」
Aはオレの頬に手を当て、体温を計ってくる。
…小っせぇ手だな。
ギュッ
A「?」
獄寺「…んとに、小っさい手。」
A「え……?あ…ありがとう…。」
頬に当てられた手を上から握る。
Aはほんのり顔を赤らめて礼を言った。
そんな小さな事のはずなのに、またオレの体温が上がる。
A「……ごめん。」
突然、Aの、そんな小さな声が聞こえた。
本人は聞かせるつもりもなく、きっと呟いただけなんだろう。
獄寺「……。」
A「…?」
オレは手を、Aの頬から頭に置く。
……何に謝ってんだか。
まぁ…分かりきってるけどな。
獄寺「(……オレの気持ちは、受け取れねーって事だろ。)」
別に、そこまでショックではない。
Aの気持ちなんて、顔を見ればすぐに分かるし。
獄寺「…悪ぃな。」
A「……。」
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桜歌(プロフ) - 本編で予告していたとおり、新しく番外編追加しました〜〜。ちなみに更新したつもりで出来てませんでしたね…ゴメンナサイ (2018年9月26日 23時) (レス) id: ba9312f4a4 (このIDを非表示/違反報告)
桜歌 - ゆうさん» えっと…こんな感じにしてみました!いかがだったでしょうか?短編とかあんまり書かないんで、不満とかあったら言ってください (2017年4月1日 22時) (レス) id: 64520691b8 (このIDを非表示/違反報告)
桜歌 - ゆうさん» ありがとうございます!骸のお話ですね。わかりました。何とか試行錯誤してやってみます! (2017年3月31日 22時) (レス) id: 64520691b8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - はじめまして!とても面白いです!骸のお話とかって書けますか? (2017年3月31日 21時) (レス) id: 53ac7d2e58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜歌 | 作成日時:2017年3月30日 10時