絆.4 ページ27
京子「…?……A…大丈夫?」
A「!……うん。
海とお祭り…楽しみだなぁって、考えてたの。」
京子「…うんっ!そうだね!」
…ごめんね。二人とも。
いつか君達が僕を忘れる時…、
僕は…きっと誰よりも酷い女になってるかもしれない。
……それを、絶対に思い出しては、ならないんだ。
京子「(……A…。)」
花「(いつもの煩いくらいの元気、今日はないわね。)」
…二人はもう、気づいてる。
僕が大きな秘密を持ってる事も、それを隠そうとしていることも。
……けど、
A「(気づかれようが気づかれまいが……知ったこっちゃない。)」
こんなか弱い女の子を騙すなんて、造作もないことなの。
……けれど…その時僕は…心に大きなキズを負うんだろうな。
A「…………大好き、だよ。」
京子「…え?」
花「ど、どうしたのよ。急に。」
A「…んー?……ふふ♪なんだろうなぁ…。僕にもわっかんない♪」
─……そう、分からない。
この暖かい胸も…ツキンと痛む…心も。
キュウゥッ…
……締め付けられるような………苦しさも。
A「……っ…。」
京子「私も…Aの事、本当に大好きだよ。」
花「………まぁ、京子とAと一緒なら、飽き飽きしないからね。」
……こんな世界に、まだ純粋な心を持った人、いたんだな。
それが汚れた時…………その瞬間が、一番見たくない。
A「…ふふふふ♪えへへへ…♪」
京子「(ご機嫌だなぁ。やっぱり大好きだ。)」
花「アンタ可愛いんだから、にやけるのはやめなさい。」
A「ふふん♪
あ、お菓子持ってくるー♪」
棚にクッキーかなんかあったっけなー。
あ、あった。
京子「(Aは…出来る限り…私が守る。いつか、本当の事…教えてほしいな。)」
花「(ほんと、目離したらすぐに自分を追い込むんだから。
…ちゃんと、受け止めてあげなきゃね。)」
A「〜〜♪」
二人のそんな想いを知るのは、
僕がツナ達と対立する…………まだまだ遠い遠い、未来のお話。
A「…………。
ちゃんと、見守っててね……。」
僕の永遠を誓った想い人…。
___。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
21人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜歌(プロフ) - 本編で予告していたとおり、新しく番外編追加しました〜〜。ちなみに更新したつもりで出来てませんでしたね…ゴメンナサイ (2018年9月26日 23時) (レス) id: ba9312f4a4 (このIDを非表示/違反報告)
桜歌 - ゆうさん» えっと…こんな感じにしてみました!いかがだったでしょうか?短編とかあんまり書かないんで、不満とかあったら言ってください (2017年4月1日 22時) (レス) id: 64520691b8 (このIDを非表示/違反報告)
桜歌 - ゆうさん» ありがとうございます!骸のお話ですね。わかりました。何とか試行錯誤してやってみます! (2017年3月31日 22時) (レス) id: 64520691b8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - はじめまして!とても面白いです!骸のお話とかって書けますか? (2017年3月31日 21時) (レス) id: 53ac7d2e58 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桜歌 | 作成日時:2017年3月30日 10時