鉄帽子の遣い様は"偽り"を愛す <番外編>

大切な人.4 ページ22

骸「顔を赤めるどころか目を反らすこともないとは…。」

A「…腰に腕回されたくらいからこうなるの予想してたし、
不意をつかれなければ問題ないの。」


骸「不意…ですか。」





でさ、関係ないんだけど、

そろそろ開放してくれたら嬉しいなぁ。





骸「ふむ……では、」






ﾁｭｯ…




A「！」

骸「唇は…あの時奪わせて貰いましたので、今回は我慢します。」




唇に当たるか当たらないかの、ギリギリの位置にキスをされた。

別に口にされても問題はなかったんだけどね。




A「クスクス…じゃあ次会ったらキス、されちゃうのかな？」

骸「…さて、どうですかね？」



犬「((ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ…」



A「？…えっと…犬クン？」

犬「なな…なんれ骸さんが白髪娘とデキてるびょん…！？」




え、なにその誤解。


別に恋人でもなんでもないのにな。

…あ、じゃあキスしない方がいいのか。




骸「犬。僕と彼女はそういう関係ではありませんよ。」

A「あ、ちゃんと否定してくれた。」


骸「未来の妻です。」←

A「ん？」




よし骸クン、とりあえずキャラを守ろうか。

そしてなんだ。結婚するつもりなのかこの人は。


………。





A「しないからね！？」

骸「おや。」←





"おや"じゃねーよ。

勝手なこと言って犬クン惑わすな。





A「…結婚なんて、するわけないでしょ。」

骸「クフフ…その光景を思い浮かべて動揺する貴女を見たかっただけですよ。」


A「悪趣味め。」

骸「お互い様では？」




あぁ言えばこう言うな。この男は。

大切な人.5→←大切な人.3

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す