まだ気づけないこの想い.3 ページ3
Aside
A「……ありますよ。一応。」
雲雀「ふうん。……それで?」
容赦なく責めてくる雲雀サン。
そんなに気になる事でもないと思うんだけどなあ…。
A「それで…って?」
雲雀「どんな奴だったのかって聞いてるんだよ。」
A「……ですよねぇ。」
どんな人…。
そんな事言われてもなぁ。
A「…んー。そうだねぇ…。
唯一、僕の事を負かせた人…かなぁ。」
雲雀「!…君を?」
A「うん。」
僕を負かしたという言葉に反応する雲雀サン。
僕に一度も勝てた事がないからか、異常に食いついてきた。
雲雀「どこに居るの。」
A「ヒミツです♪」
雲雀「なら、年齢は。」
A「言ーわない♪」
頑として口を割らない僕にだんだんイラついてきてる雲雀サン。
そんな怖い顔しても、言わないからね?
……それに…。
A「…多分その人は、もう僕の事分からないと思います。」
雲雀「?」
A「……随分変わりましたからね。」
僕の性格は勿論。
この世界も、見た目も、少しだけ変わってしまったから。
A「…きっと…僕の気持ちは迷惑だったと思う。
だから僕は…自分の想いを閉じ込めた。」
雲雀「なら、伝えてないんだ?」
A「…。まぁ…そうですね。」
屋上の塀にピョンッと飛び乗り、綺麗な空を見上げた。
自由に浮いている雲、真っ青な大空。
…雨は…降りそうに無いな。
A「いつも、優しく笑いかけてくれた。
……僕を、差別とかしないで、一人の人間として…扱ってくれた。」
その周りにいる皆も…僕を救ってくれた。
……大好きだったんだよ…。
A「人なんて、好きになりたくなかった。好きになるつもりも毛頭無かった…。
…けど…好きになっちゃった。」
一体僕は、今何に気持ちをぶつけてしまっているんだろう。
…どうして雲雀サンは…僕を止めないんだろう。
A「…好き…だったの…に…((ギュッ…え?」
雲雀「もういい。僕の前で泣かれてるなんて、気分悪いから。」
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桜歌(プロフ) - 本編で予告していたとおり、新しく番外編追加しました〜〜。ちなみに更新したつもりで出来てませんでしたね…ゴメンナサイ (2018年9月26日 23時) (レス) id: ba9312f4a4 (このIDを非表示/違反報告)
桜歌 - ゆうさん» えっと…こんな感じにしてみました!いかがだったでしょうか?短編とかあんまり書かないんで、不満とかあったら言ってください (2017年4月1日 22時) (レス) id: 64520691b8 (このIDを非表示/違反報告)
桜歌 - ゆうさん» ありがとうございます!骸のお話ですね。わかりました。何とか試行錯誤してやってみます! (2017年3月31日 22時) (レス) id: 64520691b8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - はじめまして!とても面白いです!骸のお話とかって書けますか? (2017年3月31日 21時) (レス) id: 53ac7d2e58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜歌 | 作成日時:2017年3月30日 10時