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大切な人.2 ページ20

「いつも来てくれてありがとねぇ。」

クロ「いえ、そんな…。」

「今日はお友だちも一緒なのかい?ならお友だちにもサービスするよ。」


A「……牛乳?」




オバチャンにわたされたのは並盛の湯で売られているらしいパックの牛乳。

水滴が付いているから、中は冷たいんだろうな。





A「ふふ。ありがとうございます。」

クロ「((ペコッ…。」


「ははは!うちで働いてほしいくらい可愛い二人だねぇ。
二人がウチで働いたら、きっと売上げもうなぎ登りだ。」




バイトのお誘い?

…中学生にバイトさせちゃあダメだと思うけど。




「それじゃあね。のぼせたんなら、もう少しゆっくりしていくといいよ。」




…!

すごいなぁ。

見たところ、顔がちょっと赤いだけで、のぼせたなんて分かんないのに…。


…プロは侮れない、かな。





A「いい人だね。」

クロ「……うん。いつも、この牛乳くれる人なの…。」


A「そっか〜……バイト候補に入れとこうかな。ここ。」




その後、クロームちゃんの体調が戻るまで、他愛ない話をしていた。

その間ずっとクロームちゃんの顔が赤かったのは、のぼせたせいなんだろうか。




A「さて、もうフラフラしないようなら帰る?送ってくよ。」

クロ「!…うん。…でも、一人で帰れる…。」

A「ダーメ。女の子が一人なんて、危ないでしょ?ほら、一緒に行こ?」


クロ「……あり、がとう。//////」





そういうと、クロームちゃんは僕の腕の裾をさりげなく掴み、後ろをついてきていた。

……可愛いねぇ。ほんとに。





A「ふへへ…可愛い。」

クロ「…?」


犬「あーー!!アホ女に白髪娘!」

A「白髪!?」





待って待って。

僕まだおばあちゃんじゃないよ!?


というか髪全体が白いわけじゃないんですが!ちゃんと毛先も見て!?




A「ちょーっと、犬クン。
僕老けてないし、クロームちゃんも頭悪くないんだけどー?」

犬「うるへー!アホ女はアホ女で、白髪娘は白髪娘なんらよ!!」


A「イラッ…で、その貶してる女の子迎えにくるなんて、紳士だよねぇ?」


犬「!!」





ここ、黒曜から結構離れてるのに、犬クンがいるってことは、迎えに来たって事だよね?


…クスクス。焦っちゃって。面白い。

大切な人.3→←大切な人


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  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ


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桜歌(プロフ) - 本編で予告していたとおり、新しく番外編追加しました〜〜。ちなみに更新したつもりで出来てませんでしたね…ゴメンナサイ (2018年9月26日 23時) (レス) id: ba9312f4a4 (このIDを非表示/違反報告)
桜歌 - ゆうさん» えっと…こんな感じにしてみました!いかがだったでしょうか?短編とかあんまり書かないんで、不満とかあったら言ってください (2017年4月1日 22時) (レス) id: 64520691b8 (このIDを非表示/違反報告)
桜歌 - ゆうさん» ありがとうございます!骸のお話ですね。わかりました。何とか試行錯誤してやってみます! (2017年3月31日 22時) (レス) id: 64520691b8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - はじめまして!とても面白いです!骸のお話とかって書けますか? (2017年3月31日 21時) (レス) id: 53ac7d2e58 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜歌 | 作成日時:2017年3月30日 10時

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