ホントの気持ち.7 ページ17
A「いってきます!!」
リボ「誰に言ってんだ。
………ん?アイツ、いま親居ねーのか?」
そんな一言を聞く余裕もなく、僕は走り出した。
すれ違う人の視線なんて気にならず、ただ僕は並盛中学校へ向かっていた。
A「………つい…た…っ……雲雀さ…!どこ…っ。」
そう言いながらも、足はいつの間にか応接室へ向く。
雲雀サンならきっと、そこにいる。
そして…──
スパンッ!!
A「雲雀サン!!」
雲雀「……。遅刻なんてもんじゃないよ。」
A「…分かってる。分かってますけど…でも……今日が良かったから。」
雲雀サンは、椅子に座ったまま後ろを向いていた。
こっちをチラリと見るつもりもないらしい。
A「一言…いいですか?」
雲雀「……。」
A「勝手な事言って…ごめんなさい…。」
雲雀「……。」
雲雀サンはなんにも言わない。
…ピクリとも動かない。
A「リボーン君に教えてもらったんです……病気の治療法、探してたって。」
雲雀「…赤ん坊が…。」
A「気が動転してたとはいえ……やっぱり、酷いこと言っちゃいました。」
やっとこっちを向いてくれた雲雀サンの目を、しっかりと見て言う。
泣きそうになりながらも、それでも、必死に伝える。
A「…だから……その…。」
雲雀「…それだけ?」
A「…え?」
雲雀「お詫びとか、そういうの、ないわけ?」
…お…お詫び?
お詫びって言われても、何すればいいのか…。
…………。
A「………あっ。」
雲雀「?………((チュッ……。
……どういうつもりだい?」
A「僕には、こんな事しか出来ないんです。…それじゃあ。」
その後は仔猫を供養し、眠りについた。
………明日、もっとちゃんと謝ろう。
…僕によく似た仔猫ちゃん。居なくなったら…やっぱりちょっと寂しいかな。
……なんて、ね。
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桜歌(プロフ) - 本編で予告していたとおり、新しく番外編追加しました〜〜。ちなみに更新したつもりで出来てませんでしたね…ゴメンナサイ (2018年9月26日 23時) (レス) id: ba9312f4a4 (このIDを非表示/違反報告)
桜歌 - ゆうさん» えっと…こんな感じにしてみました!いかがだったでしょうか?短編とかあんまり書かないんで、不満とかあったら言ってください (2017年4月1日 22時) (レス) id: 64520691b8 (このIDを非表示/違反報告)
桜歌 - ゆうさん» ありがとうございます!骸のお話ですね。わかりました。何とか試行錯誤してやってみます! (2017年3月31日 22時) (レス) id: 64520691b8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - はじめまして!とても面白いです!骸のお話とかって書けますか? (2017年3月31日 21時) (レス) id: 53ac7d2e58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜歌 | 作成日時:2017年3月30日 10時