ホントの気持ち.6 ページ16
A「…ん。」
リボ「お。やっと起きたな。」
A「…リボーン君…？」
泣き疲れて眠ってしまっていたらしい僕の隣に、リボーン君が座っていた。
仔猫は、僕の腕の中で脱力していて……あぁ…死んでるんだと感じさせられる。
A「………。雲雀、サンは…？」
リボ「学校だ。
……気になるのか？アイツの事が。」
A「…そりゃ、ね。…リボーン君も、知ってたんだっけ…？」
リボ「………まーな。」
今更リボーン君を責めたところで、何か変わるわけじゃないし、そんな大人げないことはしない。
けど……やっぱり雲雀サンは…酷いと思った。
リボ「なんでアイツが、お前に猫の病気の事を伝えなかったと思う。」
A「…そんなの…知らない。」
きっと…何も知らない僕を見て面白がってたとか、そんなんだよ。
………ロクな理由じゃないでしょ。
リボ「探してたんだ。
病気の治療法を、風紀委員総出でな。」
A「………ぇ…？」
予想外の言葉に、僕は固まる。
………探してた？…あの、雲雀サンが…仔猫のために…？
リボ「…仔猫の為じゃねぇ。A。お前の為だ。」
A「…！！」
リボ「お前が傷つかないように。お前が泣くのを見ないように。
…結局泣いたみたいだけどな。」
…僕が泣くのを、見たくないから？
だから、雲雀サンはそんな風紀委員総出で治療法を探してたの？
A「…遠回しすぎだよ…。」
リボ「不器用なんだろ。」
A「…僕…あんな事言っちゃった…。大嫌いなんて………雲雀サン、悪くないのに…。」
僕は、最低だ。
勝手な考えで雲雀サンを責めた。
A「…僕、学校行ってくる。」
リボ「もう放課後だぞ。」
A「まだ…あの人なら居ると思うから。」
仔猫を抱き上げ、制服も不格好ながら着た。
髪なんてもうものすごい事になってるけど、どうせ走るから一緒だ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
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桜歌(プロフ) - 本編で予告していたとおり、新しく番外編追加しました〜〜。ちなみに更新したつもりで出来てませんでしたね…ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ (2018年9月26日 23時) (
レス) id: ba9312f4a4 (このIDを非表示/違反報告)
桜歌 - ゆうさん» えっと…こんな感じにしてみました！いかがだったでしょうか？短編とかあんまり書かないんで、不満とかあったら言ってください (2017年4月1日 22時) (レス) id: 64520691b8 (このIDを非表示/違反報告)
桜歌 - ゆうさん» ありがとうございます！骸のお話ですね。わかりました。何とか試行錯誤してやってみます！ (2017年3月31日 22時) (レス) id: 64520691b8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - はじめまして！とても面白いです！骸のお話とかって書けますか？ (2017年3月31日 21時) (レス) id: 53ac7d2e58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜歌 | 作成日時：2017年3月30日 10時
