ホントの気持ち.5 ページ15
A「……なんで…。」
雲雀「…だから言ったでしょ。」
A「!!…ひ、ばりさ………。」
いつの間にかまた雲雀サンがいた。
雲雀「サボりを黙認するわけにいかないから来てみれば…案の定だね。」
A「…この子………どうして…。」
雲雀「その仔猫は、生まれつき大きな大病を患ってたらしいよ。」
A「大…病………?」
そんな様子は無かったから、全然気づかなかった。
今も信じられてない。
A「…なんで、雲雀サンが…そんな事知ってんの。」
雲雀「赤ん坊から聞いてね。捨てた飼い主からも事情を聞いた後に咬み殺しておいた。」
A「…そんなのっ…どうでもいい…!なんで…なんで教えてくれなかったの…!!」
泣きながら冷たい仔猫を抱き締める。
病気の事を知っていれば、何かしら対処できた。
僕の力でその病気を和らげる事だって、出来たのに……。
A「…なんで……こんなっ…!」
雲雀「捨てろって言ったよね。ちゃんと警告のつもりで言ってたんだけど。」
A「!!……そんなの…分かるわけ…ないよ…!」
───…大嫌い…!!
もはや、何に怒りをぶつければいいのか分からず、雲雀サンに当たる。
それだけ、僕のショックは大きかった。
雲雀「……学校。ちゃんと来なよ。」
雲雀サンはそれだけ言い残すと、また窓から立ち去っていった。
その雲雀サンが居なくなった部屋は、僕の泣き声だけが、響いていた。
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桜歌(プロフ) - 本編で予告していたとおり、新しく番外編追加しました〜〜。ちなみに更新したつもりで出来てませんでしたね…ゴメンナサイ (2018年9月26日 23時) (レス) id: ba9312f4a4 (このIDを非表示/違反報告)
桜歌 - ゆうさん» えっと…こんな感じにしてみました!いかがだったでしょうか?短編とかあんまり書かないんで、不満とかあったら言ってください (2017年4月1日 22時) (レス) id: 64520691b8 (このIDを非表示/違反報告)
桜歌 - ゆうさん» ありがとうございます!骸のお話ですね。わかりました。何とか試行錯誤してやってみます! (2017年3月31日 22時) (レス) id: 64520691b8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - はじめまして!とても面白いです!骸のお話とかって書けますか? (2017年3月31日 21時) (レス) id: 53ac7d2e58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜歌 | 作成日時:2017年3月30日 10時