まだ気づけないこの想い.2 ページ2
男子「え……。」
僕の目の前でフラれる男子生徒。
そりゃそうだとは思うけど。
この小動物の象徴が男と付き合っているという噂は一度も聞いたことがないから。
男子「…っ…ど、どうして…。」
A「だって僕、君の事あんまりよく知らないし…。
第一好きじゃないのに付き合う方が悲しくないかな?って思って…。」
この小動物はなんでも正直に言ってしまう。
悪気は無くとも、それで傷つく奴が居る事をこの娘は知らない。
男子「……わ、かった…。」
A「…うん。ごめんね。
あ、でも友達からなら…僕は全然構わないよ。」
男子「…。」
腑に落ちない様子の男子生徒だったけど、
何を言っても無駄だと分かったのか、頷き、男子生徒は屋上を後にした。
そして、なんとも言えない空気が僕らの間を漂う。
A「…ねぇ…雲雀サン。」
雲雀「…。」
今にも消えそうな声が、僕の耳に入ってくる。
A「人は…どうして人を好きになるんですかねぇ…。」
ふり向き、微笑んでる鬼灯Aの瞳は、どこまでも悲しげで、辛そうだった。
力なく笑い、当たり前の事を聞いてくる。
そんな鬼灯Aに、それとなくかまをかけてみた。
雲雀「なら、君は誰かを好きになった事、無いの?」
A「え…?」
予想外の質問に目を丸くしている。
A「…。」
少しの間無言だったけれど、
すぐに鬼灯Aは屋上の塀にもたれながら話し出した。
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桜歌(プロフ) - 本編で予告していたとおり、新しく番外編追加しました〜〜。ちなみに更新したつもりで出来てませんでしたね…ゴメンナサイ (2018年9月26日 23時) (レス) id: ba9312f4a4 (このIDを非表示/違反報告)
桜歌 - ゆうさん» えっと…こんな感じにしてみました!いかがだったでしょうか?短編とかあんまり書かないんで、不満とかあったら言ってください (2017年4月1日 22時) (レス) id: 64520691b8 (このIDを非表示/違反報告)
桜歌 - ゆうさん» ありがとうございます!骸のお話ですね。わかりました。何とか試行錯誤してやってみます! (2017年3月31日 22時) (レス) id: 64520691b8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - はじめまして!とても面白いです!骸のお話とかって書けますか? (2017年3月31日 21時) (レス) id: 53ac7d2e58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜歌 | 作成日時:2017年3月30日 10時