小さな悪魔【吹雪士郎】 (ページ1)

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「イナズマジャパンかぁ、まさかマネージャーになるなんて。」

私は元々帝国のマネージャーだったわけだが...

知り合いは風丸くん、と時々帝国に来てくれていた鬼道さんくらいしか居ない。

「これからもよろしくな、A」

まぁメンバーを覚えるのが先か、と風丸さんが笑ってそばにいた彼を呼んだ。

「吹雪士郎だよ、よろしくね」

ふわりと笑顔が可愛くて。
第一印象はとっても素敵な好青年だった、

＊＊＊

「ね、ちょっと吹雪く、ん？？」

「ん？どうかした？」

きょとん、と首を傾げる仕草さえ可愛い、普通の女の子ならばイチコロだ。(可愛い、可愛い、けど！)

「どうかした、じゃなく。何してるの？」

「何してるって、Aちゃんのお水飲んだだけだよ？」

さも当然の様に言われてしまいまるで私がおかしな事を言ったようになっているこの状況...

「ふ、吹雪くん自分のは？」

「僕はAちゃんと一緒のだから大丈夫」

「なにが大丈夫なのかわからないよ」

まぁまぁ、そんな怖い顔しないでと言われる始末。
誰のせいだと思ってるのか

「Aちゃんのものは僕のもの、僕のものはAちゃんのもの。」

「許可した覚えないんだけどな」

「はは、吹雪はAが気に入ったんだな！」

仲がいいのはいい事だ、と円堂くん(最近覚えた)が笑う

「そう、Aちゃんは僕のだから邪魔しないでね」

吹雪くんはそういうと私の頬にちゅ、っとキスをした。

そうキスを、ってえ？？？
(き、きき、きす？？)

ぼん、っと赤くなる私と、円堂くん

「えへ、」

へらっと笑った彼に不覚にもドキリとしてしまった。