検索窓
今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:20,007 hit

私にとっても、あなたは ページ43

_「今日はお疲れ様ー!」

キ「お疲れ、まぁじで楽しかったわ…」

「キヨくんはイベント久々だったもんね!」

キ「しゃるとはこの前もイベントあったもんな」

2人“の“家に帰宅してからお風呂に入り冷蔵庫にあるお酒などを取り出す。キヨくんは飲まないからお酒ではないけど。お酒を飲んでテーブルに缶を置いた。

「やっぱりみんなと会うのは楽しいもんだねぇ」

キ「なんか今日しゃると特にいきいきしてた」

「ほんと?嬉しい!」

今日のイベントはトークももちろん、踊りもバリバリに踊った。正直めちゃくちゃ楽しかったし、コラボの踊ってみたも出来たから嬉しかった。

「キヨくんも、実況良かったよ!カッコよかったし」

キ「まじ?嬉しいわ、頑張ったかいがある」

「やっぱり私にはキヨくんしかいないなぁって」

キ「…!!…可愛すぎだろ、俺の推し」

キヨくんは私のことをぎゅっと抱きしめてくれる。シャンプーのいい匂いがする。まぁ私も同じだけどね?

「本当に心の底から思うの。キヨくんにはいつも助けられてばっかりで、私は何も出来ないなぁって。」

あの時もそうだった。思い出したくはないけど、佐倉先輩に襲われかけた時、キヨくんの助けがなかったら…そう考えるだけでぞっとする。

キ「そんなわけない。俺は今、しゃるとに支えられてるから動画も投稿できてんの。会社もやめてもらって家に居てもらってるから動画編集も集中して出来る」

「…うん」

キ「だから、何も出来ないなんて言わないで。」

キヨくんの表情はどこか儚げで、今にでも消えてしまいそうだ。その表情が見たくなくて、落ち着かせるように私は彼を強く抱き締め返した。

「そうだよね、ごめん。キヨくんのためになれてるなら嬉しいよ。いつもありがとね?」

キ「こちらこそありがとう。しゃると。」

「…なんかこの感じも久しぶりだねぇ…」

私は何気にこの甘い感じの雰囲気が好きだ。私しか見ることの出来ない甘くて優しい表情。その普段は見せないようなふにゃってした顔も、大好き。

キ「A、こっち見て」

ふにゃってしていたはずの表情が切り替わり、真剣な顔つきになった彼もまた、めちゃくちゃかっこいい。

そんなことを考えていると、唇を奪われた。

キ「…ねぇ、したい。」

「んふふ、言うと思ったよ笑」

断る理由もないので、私はそのまま彼に身を委ねる。カッコイイけど可愛い。私にとってもあなたは推し。

推しと共に生きていく。→←魅力が増し増し?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
61人がお気に入り
設定タグ:キヨ , 実況者 , 踊り手   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まい | 作成日時:2020年12月12日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。