仕事と俺と、、、

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〜泉side〜

紫「頼んだぞ〜」

職員室に行ってしまわれましたね。

改めてですが。
AAさん。
この方が委員長さんなんですね。

バイト・・・をしたいと言っていたのはこの方なんでしょうか。

確かあの時、Aと先生が呼んでいた気がするがハッキリとは覚えていない。

「じゃあまず問題点から。」

委員長の声でハッとした。

いけない。今は委員会中でした。
思わず考えに耽ってしまっていました。

風紀委員になるにあたって俺もそれなりに勉強したり周囲の話しを聞いたりしましたが。
さすが委員長です。
完結明瞭に要点だけを、きちんと改善すべき着眼点として指摘しています。

頭がいいんですね。

しかも最も改善しやすい所から入ってるため
直す側にも受け入れられ易そうだ。

そして土日を除く毎日曜日でのチェックが決まった。

「他にないですか？」

少し迷ったが、俺はこの人になら言っても良いかと判断し、1年の影の噂になっている話を口にした。

青「これは噂なんですが、参考までに
伝えておきます。」

私「いいよ？教えくれる？」

青「実は・・・。外泊届なしの無断外泊者がいる
ようです。」

これは、ある3年生が2年の部屋に隠れるように入っていったのを1年が見てしまった、という噂。
しかも勉強で遅くまで起きてたらしく、時間は1時を回っていたとか。

本当かどうか定かではないが
火のない所に煙は立たない。

耳にいれるなら早いほうが良いでしょう。

何よりこの委員長なら。
噂自体どうにかしてくれそうな気がした。

私「なるほど。見回りも必要ね。先生方にも
協力して頂きましょうか。
あ、あと挨拶しても返事がない、と言う地元の
方の話しから挨拶運動もしたいと思います。」

地域の声も活動の一環として取り入れる機転のよさもさすが。
抜かりが無いと言うべきですかね。

バイトの事も気になりますが。
今は。
・・・この人の力になりたい・・・

純粋に、ただそう思った。

チラリと時計に目をやる。
始まってから僅か15分しかたってなかった。

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