【キバナ】龍に嫁入り【リクエスト募集中です】 (ページ13)

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耳ページ13

▽※短めです。すいません

今日も今日とてキバナさん宅でのんびり過ごしている

最早我が家

キバナさんの出ている雑誌を読んでいると本人が帰ってくる

「あ、おかえりなさい」

「ん、ただいま

あれ、その雑誌読んでんのか？」

彼が表紙の雑誌を私が読んでいるのを見ると嬉しそうにこっちに寄ってくる

そして隣に座り雑誌を覗き込む

「やっぱこの時のやつ写り良いな～

あ、同じやつにカブさんも載ってんじゃんラッキー」

まだ読めていないのか、開いていた所を読み始める

でも、ただ読んでいるだけなら良いけれど載っているものにいちいち楽しそうにコメントするから耳に息がかかってとてもくすぐったい

変な反応をするのも嫌だから唇を噛んで必死に我慢していた

のに、

「…ん、A、ピアス開けた？」

と、よりによって耳の近くに注目し出す

「ぃ、いや、開けてないです…ノンホールのやつ、っ…」

少し肩が上がってしまう

さっきよりもはっきりと耳に向けて声がするから余計にむず痒くなる

腰の骨が出ている辺りがすごくぞわぞわする

そろそろ耐えきれなくなってきたので飲み物を取りに行くと言ってソファを立とうとする

でもキバナさんに手首を掴まれて引き戻される

「え、ちょっと飲み物…」

私が困惑していると彼はいたずらっ子のように笑って

「A、もしかして耳弱い？」

バレてた…

「いや、別にそんなことは…」

濁そうとしてももう遅かった

がっちりホールドされて、ふぅっ、と耳の先の方に息をかける

「ん、っ、やめて下さい…！」

横目で睨むと楽しそうな顔をしている

そしてまた息をかけたり、名前をそっと呼んだりしてくる

その度に腰や背中が疼いてしまい、羞恥で多分耳まで真っ赤になっていた

両手で抑えてもどうしても漏れてしまう声と

気付けば彼を欲している下に

彼はそっと私の服に手をかけた

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