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パーティー ページ4





「「「かんぱーい!!!」」」


今日は私の20歳の誕生日という事で

ポップとダンデさんが誕生日パーティーを開いてくれた

会場はとても綺麗な場所で、ジムリーダーの皆さんやソニアさんが来てくれた


「A〜、初めてのお酒はどう?」


「ソニアさん!

お酒って思ってたよりおいしいんですね

結構飲めちゃいそう」


博士になってからますます忙しそうな彼女だけど、とても充実した毎日を過ごしているらしい

お祝いに可愛いネックレスを貰った


話していると、ソニアさんを呼ぶ声が聞こえる


見ると、キバナさんとダンデさんがやって来た


「A、20歳おめでとう!記念に1枚撮ろうぜ!」


そう言って私の肩を抱き寄せ自撮りをする

自撮りには慣れたけど、この体が近づくのは恥ずかしくて全然慣れない


「サンキューな!それと悪いなA、酔い覚ますのに、ちょっと付き合ってくれねぇか?」


よろこんで、と2人で一旦外に抜ける




「あーー夜風が気持ちーな〜

しっかり酔いが覚めそうだなー」


薄い風に靡く彼の髪の毛

昔よりもまた少し伸びている


寒くねぇか?と心配してくれるキバナさん

確かに少し寒いかも


「何か上着持ってくれば良かったです」


腕をさすりながら深呼吸する私の横顔を、キバナさんが見つめる


「…なんですか?何か顔についてますか?」


口元に手をやりながら聞くと、思いもよらない答えが返ってきた


「……Aが、綺麗になったなぁと思って」


「…え、」



いつだって私の憧れだったキバナさんにそんな事を言われて、言い表せない様な衝撃に襲われる

何も考えられない


すると、そっとキバナさんの大きな手が私の頰に触れ、優しく撫でる


「オレ様に勝って、ダンデに勝って、そしてチャンピオンの座を防衛し続けるお前のその強さに、A自身に

嫉妬していたはずなのにな…

いつのまにか好きになってたみてぇだ」


そう言いながら、彼の手は頰から首、胸へと伝い


「好きだし、

そういう目で見てた


…こんな俺に、幻滅しただろ?」


困った様な笑みを浮かべる彼は、あの頃とは違う色気があった


これがパーティーの熱に浮かされて吐いて出た言葉だとしても

今だけは許されると信じて、私はそっと彼の唇に口付けた



「私だってずっと好きでしたよ、キバナさん」



そう言って、また口を重ねた



慰め→←クリスマス



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松野かほ(プロフ) - 濡刃さん» えへへへへもう私濡刃さんのオキニですねえへへ( (2020年1月12日 23時) (レス) id: 052bad9e6d (このIDを非表示/違反報告)
濡刃(プロフ) - 松野かほさん» へへ是非是非お願いしますえへへへ(( (2020年1月12日 21時) (レス) id: 239e39c94a (このIDを非表示/違反報告)
松野かほ(プロフ) - 濡刃さん» えへへまたリクエストいいですかえへへへ( (2020年1月12日 20時) (レス) id: 052bad9e6d (このIDを非表示/違反報告)
濡刃(プロフ) - 松野かほさん» よかったですえへへ(( (2020年1月12日 17時) (レス) id: 239e39c94a (このIDを非表示/違反報告)
松野かほ(プロフ) - んへへへへめっちゃ好きですえへへ( (2020年1月12日 0時) (レス) id: 845a75d25b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:濡刃 | 作成日時:2019年12月26日 1時

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