第3話〜恋心〜 ページ5
幸村の母に誘われ
咲美は幸村親子と共に物品コーナーを回った。
「咲美ちゃん、ご両親は？」
「あ、今日はお仕事の都合で
説明会には来れなかったんです。」
「まあ、それは大変ね。
今日の買い物、おばさんも手伝うわ。
1人じゃ大変だもの」
「そ、そんな…！悪うございます…！」
「いいんだよ、彪狼さん。
帰る時にはすごい荷物になるんだから」
「そうよ。
さ、さっさと買い物を済ませて
ここから出ましょう。」
「あ、おば様…！幸村さん…！」
あれよあれよと咲美は
幸村とその母に手を引かれ
物品コーナーを回った。
体育館シューズや上靴、体操着、鞄。
学校で必要となるものを買って行く。
そして帰る時には幸村の言う通りすごい荷物となっていた。
「咲美ちゃん、歩いて帰るの？」
「いえ、叔父が車で来ていると
先ほど連絡があったので車で帰ります。」
「そうなの。
それじゃあここでお別れね、
今度は入学式で会いましょう。」
「はい。
幸村さんもまた入学式で」
「うんっ
またね、彪狼さん」
幸村とその母は手を振り咲美に別れを告げると
咲美は穏やかに微笑んで深くお辞儀し
顔を上げると小さく手を振った。
「良い子じゃない、咲美ちゃん。
お嬢様なのかしら…？」
「かもしれないね、
仕草とか言葉遣いとかとても上品だし……」
「精市ったらベタ惚れじゃない。」
「………。」
幸村は母の言葉に黙り込み
そっと後ろを見ると、遠くてよくわからないが
彼女と彼女によく似た髪色を持つ長身な男性がいて仲が良さように寄り添い合っている。
その様子に幸村はズキンっと胸が痛んだ。
「(違う違う。
あの人はきっと叔父さんなんだ…。
だからあんな中良さそうにしてるんだ。)」
幸村は自身の持つ恋心に闘志を燃やし
入学式を心待ちにしていた。
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スート(プロフ) - 桜さん» コメントありがとうございます…！私自身も早く先に進みたいと思っているのですが時間が中々…（言い訳←）なるべく更新速度を速めるように心掛けるので応援お願いしますっ！長文失礼しましたっ！ (2018年10月1日 17時) (
レス) id: d298db6a77 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - この作品を楽しみに読んでいます。 出来れば以前のように更新速度を上げていただけると嬉しいです。これからも更新頑張ってください (2018年10月1日 14時) (レス) id: d1edd8cd31 (このIDを非表示/違反報告)
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