第19話〜大会間近の夏〜 ページ21
夏の大会が近付き
日にちが過ぎる度に
過酷になる練習。
レギュラーとして選ばれた咲美は
黙々とそれをこなしていた……。
「もうすぐで夏の大会がある！
それに向けてさらに練習がハードになるが
しっかり付いて来るように！」
「「「はい！！」」」
「特にレギュラー！
16人はさらなる向上を向け
体力面、フィジカル面、精神面をしっかり鍛えろ！」
「「「はい！！」」」
「よし！話は以上だ！
各自、片付けをして解散しろ！」
「「「はい！！
ありがとうござました！！」」」
監督からの指示により
女子サッカー部は各々片付けを始める。
咲美もその1人であり
レギュラーであろうが1年、
片付けの量は2、3年生より多く
さらには仕事をしない者もいる故に多く受け持っていた……
「咲美、手伝うやんね！」
「！あ、琴さん、ありがとうございます。
ではこちらの軽い方をお持ちください。」
「今日はうちが重い方を持つやんね、
咲美はこれから大変だろうから
ちゃんと体力を残しとかないと！」
「……琴さん…」
咲美が持っていたサッカーボール箱を奪い
琴はフラフラとしながら歩く。
咲美はその姿にクスリと笑い自分も水筒やタオルを運んで行く。
「そう言えば八神さんたちは？
さっきまでいたやんね…？」
「彼女たちなら帰りましたよ。
一応、声をかけたのですが……
“私たちは自主練するので！”と……」
「自分勝手やんね！」
「そうですね……
ですが帰った者はいないわけですから
これらは私たちで片付けましょう」
「うん……。」
既にここにはいない八神とその取り巻きたちに
琴はぷりぷりと怒るも咲美が微笑むと
その怒りも治ったようで素直に物を運んだ。
「あ、咲美！琴！」
「お疲れ様。」
「あ、キャプテンに副キャプテン！
お疲れ様です、まだいたんですか？」
「うん。
ちょっと今度の大会でのスタメンを考えてね。」
部室では氷野と高石が残っており
咲美と琴が来ると手を上げて微笑んだ。
そこには先ほどまでの威厳はなく
女の子らしい姿だった。
「スタメンって…監督が考えるんじゃ……」
「普通はね。
でも女子サッカー部の連覇のために
今回は私たちで考えてるの。
でもこれが、意外に難しいんだわ。」
ケラケラ笑う高石に咲美はそっと
氷野の横からその紙にサッと目を通した。
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スート(プロフ) - 桜さん» コメントありがとうございます…！私自身も早く先に進みたいと思っているのですが時間が中々…（言い訳←）なるべく更新速度を速めるように心掛けるので応援お願いしますっ！長文失礼しましたっ！ (2018年10月1日 17時) (
レス) id: d298db6a77 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - この作品を楽しみに読んでいます。 出来れば以前のように更新速度を上げていただけると嬉しいです。これからも更新頑張ってください (2018年10月1日 14時) (レス) id: d1edd8cd31 (このIDを非表示/違反報告)
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