fake love ~three~ ページ4
貴方side
次の日、私は噂の六つ子に会うため校門の前で待ち伏せをしていた。
トト子ちゃんと一緒に帰れないのは残念だけど、しょうがないよね。
「...あ、来た」
スマホをいじりながら待っていたら、やっと6人が来た。
流石六つ子、顔は全く同じだ。
「...あのっ」
6人とすれ違う寸前で私は声をかける。
彼らは振り返り、「何?」と私を見つめた。
「私、2年1組の湊川Aっていいます。
親友のトト子ちゃんから噂を聞いて会いたいなぁと思って。
それで...急なんですけど...
私と付き合ってください!!」
決まった“台詞”を言って、頭を軽く下げる。チラリと6人に視線を向ければ、何人かは顔を赤くし、もう何人かはぽけーっと私を見ていた。
?「あ、いや...その...僕らまだ会って数分しか経ってないですし____」
1人が顔を真っ赤にしてマシンガントークを始める。後半なんかはもう何を何を言っているのか理解不能。
すると、もう1人がニッコリと微笑んで私の前に立った。
?「告白は嬉しいんだけど、俺たち六つ子だからさぁ...誰か1人選んでもらわなきゃ困るんだよね。
それに、コイツの言う通り俺らまだ会って数分だろ?いきなり付き合ってって言われても困るんだよねぇ...
まぁ、君が俺らのこと落とせば別だけど」
予想外の答えに私はあっけらかんと口を開けた。
振られたのは何年ぶりだろうか。
____けど
「...いいよ。
私がアンタらのこと落としてあげるよ。
...私しか見えなくしてあげる」
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リティア - 最後まで楽しく読ませていただきました。とてもうまく作られてすごいなぁと思いました。これからも頑張ってください!(o^^o) (2017年1月5日 20時) (レス) id: 52702a7436 (このIDを非表示/違反報告)
霙(みぞれ - あれっ,,,,,,おわりになってるんだけど,,,,,,なぜ?(´;ω;`) (2016年8月16日 1時) (レス) id: 155707eb9a (このIDを非表示/違反報告)
よみるら☆83猫(プロフ) - スターシューターさん、インフルになってしまいましたか!体を無理させないように休んでください。早く治るといいですね!お大事に^^ (2016年3月5日 7時) (レス) id: 4ba06239c0 (このIDを非表示/違反報告)
よみるら☆83猫(プロフ) - スターシューターさん、インフルになってしまいましたか!体を無理させないように休んでください。早く治るといいですね!お大事に^^ (2016年3月5日 7時) (レス) id: 4ba06239c0 (このIDを非表示/違反報告)
スターシューター(プロフ) - よみるら☆83猫さん» 面白いですか!?ありがとうございます!! (2016年2月28日 17時) (レス) id: 71d0661177 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:真水 | 作成日時:2016年2月23日 18時