【おそ松さん】これから六つ子を落とします【学生松】

fake love ~eighteen~ ページ19

貴方side



3日目は一松くんの番。しかし、いつまで経っても彼は来ない。


１時間近く待っているのに。


....来ないのかな。



「....寒い....」



いつの間にか雪まで降ってきて、私は壁にもたれかかってしゃがんだ。そうでもしていないと凍えてしまいそうだ。



?「あれ、どうしたの君」



しばらく彼を待っていると、1人の男が私の前に立って話しかけてきた。



「...」



しかし、私には話すほどの気力がなくマフラーに顔を埋めたまま黙っていた。すると彼は困ったような顔をして手を差し出した。



?「立てる?君、ずっとここにいたんでしょ?雪かぶってるもん。

今から暖かいところ行こう。このままじゃ君凍えちゃうから」



私は差し出された手を取り、彼の後をついていった。知らない人についていくなんてダメだけど、彼が悪い人には見えなかった。


どうせ、一松くんも来ないだろうし。


?「....」

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