【おそ松さん】これから六つ子を落とします【学生松】

fake love ~ten~ ページ11

Noside




じ「おまったせー!!」



Aが暗くなりかけてる空を眺めていると、十四松が走ってやってきた。



「お疲れ様。じゃあ帰ろうか」


じ「うん!!僕がAのこと家まで送る!!」


「いいの?ありがと」



十四松がそういうので、Aは彼に送ってもらうことにした。意外な優しさに少し驚いたりもした。



じ「ねぇねぇ、Aはなんで僕らと付き合いたいの?」



その途中、いきなりそんなことを聞かれた。しかしこれはよく聞かれることだ。使う台詞は決まっていた。



「....好きになったから告白した。ただそれだけだよ」


じ「...ふーん...じゃあ、僕も好きな人できたら告白する!!」


「...いや、やめたほうがいいよ」


じ「え、なんで?」



キョトンという顔で見つめられ、Aはしばらく黙り込んだ。



「私と同じになっちゃうよ」



まあ、これだけ純粋で優しい彼なのだから私と同じような事にはならないだろう。



「...」

fake love ~eleven~→←fake love ~nine~

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す