42.二学期 ページ47
学校が始まっても俺の意識はあの夏祭りに置いてきたまま、のような気がする。
「トントン飯〜」
「おん」
4限が終わり今日はこちらメンツでお昼を食べるためハルミと鬱と移動しながら夏休み内のことを話す。
「そういえばトントン、今年は夏祭り来なかったね？」
「まぁ、用事あってな」
実はAと夏祭りに行ったあの日、例年なら地元の夏祭りに参加している日だったのだ。
もちろんいつものメンバーにも誘われたし、Aと一緒に行くと決めるまではそちらに行くつもりだった。
しかし、Aを優先してまうんよなぁ…
彼女とは一学年違うわけでそれが何とももどかしい
同じ学年のショッピくんやチーノが羨ましい
ここしばらくはそんなことばかり考える。
あと1年半もすれば俺は卒業してしまうわけで
そしたら大学に行くわけだからAとは会えなくなる。
「早いとこ言わんとなぁ」
でもOKしてくれるとも限らんしなぁ
嫌われてるわけではないし、むしろ好かれてる方ではある。
だからと言って付き合って貰えるかは分からない
「…ん〜〜〜」
箸を止め唸りながら悩んでいるとポンポンと左肩を叩かれた。
「なんやグルさん」
「いんや？随分と並んでる様だからな、相談にでも乗ってやろうかと」
「…余計なお世話や」
ニヤニヤと楽しそうな目線を向けられうんざりする。
「ほぉ…？お前、あれやろ地元の夏祭りの日、別の地区の夏祭りにおったろ？」
「はっ！？…なんで……知って」
「女連れで」
言い方！！！
これその女も誰かわかっとるやつや！！
「何で知ってるん……」
「そんな睨むな！うちに来ている家政婦さん…ほらいつもいる田中さん、がトントンが可愛い女の子連れて歩いてるとこ見たんやと」
くっそ、よりによってこいつにバレるとか
…いや、誰にバレてもアカンわ
幸い面白がってはいるものの他のメンツには言っていないようなので少し安心した。
「で？悩んでるなら相談、乗ってやろうか？」
そのお綺麗な顔ぶん殴るぞ
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キア - 絵､うま！！！！！！凄い好きです！！！！！！！！！！！！ (2023年1月16日 16時) (
レス) @page24 id: 7c5522a26f (このIDを非表示/違反報告)
にる - ネギ苦手なの同じだw (2022年11月26日 20時) (レス) @page10 id: e48cb6811b (このIDを非表示/違反報告)
ユーア - 絵がうまい！！！！しゅき！！！！！！！ (2022年7月26日 19時) (レス) @page25 id: af40610d13 (このIDを非表示/違反報告)
月空 - 絵が上手すぎて心臓発作起こすかと思った(゜ロ゜) (2021年12月12日 18時) (レス) @page24 id: c64fd91593 (このIDを非表示/違反報告)
紺夜(縁側で昼寝したい) - ェ好き結婚して←婚姻届いつ出す？← (2021年8月25日 19時) (レス) id: 805f8cb2b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かっぱまき
| 作成日時：2020年5月9日 20時
