37.プール ページ41
「A笑えるんか！」
『あ、はい一応』
「笑った顔可愛ええな！」
『ありがとうございます？』
「何で疑問形やねん？」
んふふーっと上機嫌のゾムに少し戸惑いながらも微笑むAに胸の中がもやっとする。
いやいや、別にAは俺の恋人でもないやんけ
…でもやっぱ、嫌やなぁ
うーんと、このもやもやをどうしたものかも考えているうちに全員が集合。
グルさん、オスマン、ひとらん、エミさんはAを知らないので軽く自己紹介してから各自更衣室へと入っていった。
「トン氏」
着替えが終わり女子の着替えを待っていると、つんつんと肘でつつかれる。
「なんやグルさん」
「お前、あの子のこと好きなんか？」
「はぇっ！！？」
何でバレとんのや！！
突然の事で感情のコントロールが効かず、ぶわっと顔に熱が集まる。
「図星か。分かりやすいな」
「…」
「まぁ、頑張れ」
余計なお世話だ。
じとっと彼を睨みつけると鼻で笑われた。
解せぬ…
「ごめん〜！待ったでしょー？」
『お待たせしました』
彼女たちの登場に、グルさんから目線を外しそちらを見る。
はぇ、赤じゃなくて紺なのは残念だが
水着似合っとる…かわ
「可愛ええなぁ…」
ハッ、心の声が出てもうたか！？
と口を抑えるが、それは自分の声ではなく隣にいた大先生のものだった。
「ハルミはもちろん可愛ええけど、Aちゃんも可愛ええなぁ、あと胸が思ったよりでかｯ…いだぁぁ！！！！」
殴った、えぇ殴りました。
本当はどこ見てんねん！！って声に出したかったけどぶっちゃけ自分の目線も胸にいってしまったのでそこはさすがに言えん…。
「お！やっと来たんや！遊ぼうぜ！！」
地に伏した大先生など気にもとめずシャオロンはボールを持ってくる。
「ｼｬｵﾁｬﾝ…」と変に高い声が聞こえたような…いや気のせいやな
Aと遊ぼう
「A…」
「A！！俺とウォータースライダー乗ろうや！！」
俺の声を遮り彼女の腕を掴んだのはまたもやゾムで
Aが何か言いたそうにこちらを見たが彼女はずるずると引きずられて行ってしまった。
「…俺も行くかぁ」
2人にしておくのもなぁ…
と1歩進もうとした時、
「あ！トントン！あっちの広いとこ行こ！」
後ろからハルミに腕を捕まれ連行されてしまった。
……………
(スランプが抜けない…)
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キア - 絵､うま！！！！！！凄い好きです！！！！！！！！！！！！ (2023年1月16日 16時) (
レス) @page24 id: 7c5522a26f (このIDを非表示/違反報告)
にる - ネギ苦手なの同じだw (2022年11月26日 20時) (レス) @page10 id: e48cb6811b (このIDを非表示/違反報告)
ユーア - 絵がうまい！！！！しゅき！！！！！！！ (2022年7月26日 19時) (レス) @page25 id: af40610d13 (このIDを非表示/違反報告)
月空 - 絵が上手すぎて心臓発作起こすかと思った(゜ロ゜) (2021年12月12日 18時) (レス) @page24 id: c64fd91593 (このIDを非表示/違反報告)
紺夜(縁側で昼寝したい) - ェ好き結婚して←婚姻届いつ出す？← (2021年8月25日 19時) (レス) id: 805f8cb2b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かっぱまき
| 作成日時：2020年5月9日 20時
