25.体育祭 ページ27
体育祭当日。
何とか昨日は仕事を早く片付けて帰ることが出来たので体調は良好だ。
皆めちゃくちゃ気合い入っとんなぁー
クラス対抗や部活対抗なんかに出るやつらは顔が怖いレベル。
そういう俺も生徒会リレーに出るから気合いいれんとな
あ、そういえばAおるかな。
とキョロキョロしていると後ろから誰かにポンと背中を叩かれる。
「とーんち！」
「…なんや、ハルミか」
「なんやとはなによ！」
むむーっと頬を膨らませる幼馴染を見るとハチマキが…尖ってるんだが？
「そのハチマキの結び方…？」
「あ！これ可愛いでしょ！！猫耳なんだよー！」
「あぁ、せやな」
「何その空返事ーー！！」
最近冷たくない！？と騒ぐ彼女を無視して顎に手をあて考える。
猫耳…
猫と聞いて思いつくのは2人の後輩だが1人は男なので論外。
そしてもう1人…
「なぁ、それ結び方教えてくれへん？」
「へ？なんで？」
「ええから」
強引に結び方を聞き出して再びAを探すために歩き出す。
1年のテントの周り近くにいる生徒に声をかけようとすると「ﾁｰｯｽ」と声が聞こえた。
『生徒会お疲れ様です。トン先輩』
「いやぁ、ホント終わってよかったわ」
「えっ！？Aちゃん！！トントン様と何話してるのぉ！！？」
『ユキミ……』
甘ったるく媚びる声に思わず眉間にシワを寄せてしまう。
それにAが言ったこいつの名前は前に話に出てきたやつだ。
「Aちょっと来て貰ってええか？」
『あ、はい』
「え！？ユキミも行きたいです！！」
「いや、お前呼んどらんしAだけおればええんやわ」
というか、うるさいからどっか言ってくれへん？と心の中で思いながら笑顔を作る。
それでもえぇーっと声を上げるからAの腕を掴んでその場を離れた。
『何か、すみません』
「いや、Aが悪いわけちゃうからな。そんなことより、ちょっと後ろ向いて貰ってええ？」
『？』
首を傾げながらもくるりと背中を見せるので頭のハチマキに手を伸ばす。
「そのままでおってな」
『はい』
「よしよし、これをこうで…よし」
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キア - 絵､うま！！！！！！凄い好きです！！！！！！！！！！！！ (2023年1月16日 16時) (
レス) @page24 id: 7c5522a26f (このIDを非表示/違反報告)
にる - ネギ苦手なの同じだw (2022年11月26日 20時) (レス) @page10 id: e48cb6811b (このIDを非表示/違反報告)
ユーア - 絵がうまい！！！！しゅき！！！！！！！ (2022年7月26日 19時) (レス) @page25 id: af40610d13 (このIDを非表示/違反報告)
月空 - 絵が上手すぎて心臓発作起こすかと思った(゜ロ゜) (2021年12月12日 18時) (レス) @page24 id: c64fd91593 (このIDを非表示/違反報告)
紺夜(縁側で昼寝したい) - ェ好き結婚して←婚姻届いつ出す？← (2021年8月25日 19時) (レス) id: 805f8cb2b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かっぱまき
| 作成日時：2020年5月9日 20時
