14.ナンパ撃退 ページ15
脇の通路を見るとそこに居たのはやっぱりAで2人組の男に囲まれていた。
「いいじゃん！！君可愛いから何でも買ってあげるよ？」
『離してくださいｯ』
腕を捕まれほんの少し彼女の顔が痛そうに歪む。
「A！！」
『トン…先輩？』
「どこ行ったのかと思ったわ。……君らァ俺の彼女に用でもあるんか…？」
スっと目を細め睨みつけると、一瞬怯んだ男の1人が殴りかかってこようとする。
遅いわァー
即座に胸ぐらと袖口を掴みそのまま持ち上げ地面に叩きつけた。
「ﾋｯ!!!!」
「正当防衛やで？」
1歩前に出ると男は腰を抜かしその場に座り込む。
俺は彼らを睨みつけてから、Aの手を掴みその場から離れた。
「大丈夫か？」
『……はい大丈夫です、助かりました。あそこまで強引なナンパは初めてで…』
大丈夫と言う割には声が震えている。
無表情だが顔色も悪い。
「座って休もうや。何か飲みのも買ってくるからベンチ座っといて」
こくこくと頷き人通りの多いベンチに向かっていった。
あ、何飲みたいか聞くの忘れたな
待たせるのも悪いし、りんごジュースは飲めるやろ
ちらっとベンチの方を見ると俯いてる彼女が見える。
自分があの場にいてホント良かった…。
最悪連れ去られていたかと思うとぞっとするわ…
……………というか、俺…勢い余って彼女とか言うてもうた…うわ、はっずっっ
赤くなる頬をから熱を逃がすように頭を何回か横に振る。
「はい、りんごジュースは好きか？」
『好きです。ありがとうございます』
「今日は1人で来たん？」
『最初は友人と来たんですけど、偶然その子の彼氏と会って…そこから1人です』
なんや薄情な友人やな。
もし、その友人と離れなければAはこんなことに遭遇しなかったのに、と理不尽な怒りが込み上げる。
『ホント、助けてくれてありがとうございました。さっきのトン先輩かっこよかったです』
「ホンマに思っとる？」
『思ってます。』
「……」
いかせん無表情だから……
でも無表情の分、発言は正直で素直だということに連絡を取り合ってる中で気づいてしまった。
だからこそ……めっちゃ照れる…。
再び頬に熱が集まってきた。
それを隠そうと目線を逸らしてスマホを見る。
いつの間にか12時を回っていたようで、どこかで昼飯を食べようと、連絡が入っていた。
………………
最近ついったにて夢イラスト週間中
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キア - 絵､うま！！！！！！凄い好きです！！！！！！！！！！！！ (2023年1月16日 16時) (
レス) @page24 id: 7c5522a26f (このIDを非表示/違反報告)
にる - ネギ苦手なの同じだw (2022年11月26日 20時) (レス) @page10 id: e48cb6811b (このIDを非表示/違反報告)
ユーア - 絵がうまい！！！！しゅき！！！！！！！ (2022年7月26日 19時) (レス) @page25 id: af40610d13 (このIDを非表示/違反報告)
月空 - 絵が上手すぎて心臓発作起こすかと思った(゜ロ゜) (2021年12月12日 18時) (レス) @page24 id: c64fd91593 (このIDを非表示/違反報告)
紺夜(縁側で昼寝したい) - ェ好き結婚して←婚姻届いつ出す？← (2021年8月25日 19時) (レス) id: 805f8cb2b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かっぱまき
| 作成日時：2020年5月9日 20時
