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二十九話 ページ30
A「やっと…着いた」
あれから一か月ほど 傷も何とか塞がって 今私は幻海っていう人の道場に着いた
ただ その道場の前に物凄い段数の階段があり一か月以上安静にしていた私にとっては
大変な苦行で既に息が上がっていた
始まる前からこんな調子で大丈夫かとも思うがとりあえず私の目は幽助を探していた
コエンマの話だと先についてるはずなんだけど…幽助「おい!!!A」
後ろから突然肩を叩かれて振り返ると幽助がいた
幽助「久しぶりだな 腹の傷はもう大丈夫なのか」
A「うん もうすっかり大丈夫だ 迷惑をかけたね
ところで後ろの子は誰なの」
そう 幽助の後ろには見覚えのない背の高いリーゼントの少年がいた
幽助「ああ…こいつは俺と同じがっ桑原「おいおい…幽助誰だ この別嬪な姉ちゃんはよお」
そう言って私の両手を掴んで来た 心なしか目がキラキラしているような気がする
桑原「お姉さん 今度一緒にお茶でもどうですか」
A「……………」
無言で幽助に説明を求めた
幽助「…こいつは俺と同じ学校の生徒で桑原っていう 見ての通りバカだ」
A「どうやらそうらしいな」
私はその後桑原君を適当になだめた
そうこうしているうちに幻海師範が姿を現した
そして一次審査の方法が発表された
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作者名：緋卯 | 作成日時：2017年12月22日 21時
