異世界転生は夢ではなかった【HUNTER × HUNTER】

第9話 第一次試験開始 ページ10

｢当たり前の話だが
誰一人帰らねーな
ちょっとだけ期待してたんだがな｣

｢……｣

｢おかしいな｣


レオリオをよそにまわりのペースが
早くなってきていることに気づき始めた
ゴンとクラピカ



｢？ ？ おいおい何だ？
やけに みんな急いでねーか？｣

｢やはり進むペースが段々
早くなっている！｣

｢前の方が
走り出したんだよ！！｣

『うん…！早くなってきてるね』




神様に念能力含めて身体能力を
高めにしてもらったのもあるけど、
小さい頃から体力作りしておいて正解だったなあ。
まだまだ頑張れそう！



またペースが上がったようで
他の受験者達が駆け出し始めた


｢申し遅れましたが 私
一次試験担当官のサトツと申します
これより皆様を二次試験会場へと
案内いたします｣

｢？ 二次……？ってことは一次は？｣

｢もう始まっているのでございます

二次試験会場まで
私について来ること

これが一次試験でございます｣


もう試験が始まっていることに
驚く試験者たち


｢場所や到着時刻は
お答えできません

ただ私について来て
いただきます｣




｢なるほどな………｣

｢変なテストだね｣

｢さしずめ
持久力試験ってことか
望むところだぜ
どこまでもついて行ってやる｣

『体力って大事だもんね
皆、頑張ろうね』



お、ここまで来たとなると
そろそろあの子と会えるのではないか……？

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