《銀魂》紅の鬼灯 3

53.坂本辰馬 ページ5

ー貴方サイドー



辰馬？は私を見ると




辰馬「あれ、誰じゃ？

鬼兵隊におったかのう。」




グラサンを外してそう言った。




貴「いや、拉致られた。」



高杉「辰馬。コイツ、

双剣の女戦士だ。」



辰馬「お、この子か。

久しぶりじゃのう、大きくなったのう。」




久しぶり？


えっと、何処かで会ったっけ？


てかこの人、言ってる事がおじいちゃん......




高杉「攘夷戦争で一緒に居た一人だ。」









..............あ。




貴「声のデカい人！！茶髪天パ！！

坂本辰馬！！」




グラサンの所為で分かりにくかった。




坂本「ワシだけ扱い可笑しいじゃろ？

声のデカい人って！！」




また、アハハハハハ！！と特徴的な笑い声をあげる坂本。


茶髪天パは無視か。




高杉「はあ、辰馬。

此処の修理、どうしてくれる？」



坂本「あぁ、安心せい。

此方で持つから。」



高杉「そうか、じゃあさっさと失せろ。」




坂本「そういや、名前は？」←無視



貴「......A。」



坂本「苗字は？」



貴「沖田。」



坂本「ほお、沖田Aっちゅうんか。」




そんなどうでも良い話をのんびりとしている私達に苛つきを少し露わにしている高杉。




高杉「おい、辰馬。

テメェの耳はお飾りか？

とっとと帰れ。」




坂本「あーすまんのう。」




坂本はグラサンをかけ直し、帰り支度？をする。




坂本「あ、あと一つ。

何か船らしきものがオマンの船に向かって猛スピードで接近しておるが、良いのか。」




坂本が、此方に背を向けながらサラッと流して言った。



貴高杉「は？」





来島「た、大変ッスぅぅう晋助様！！」





女が大慌てで走って戻ってきた。





来島「なんかデカい何かがこっちへ向かってるッス！

このままだと衝突するッス！！」




はああぁぁぁぁぁああ！？

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