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74. その後2 ページ28

ー貴方sideー


返された封筒をボーっと眺めて、

真っ赤な顔を見られるのが恥ずかしくて土方さんの方を見ないようにしていたら、



土方「...行くか?何処か食いに。」


貴「え?」



突然の提案に頭が追いつかない。



土方「それ、俺らにだろ。

俺らが好きに使って良いんじゃないか。」



あ、そっか。



貴「......


......それなら、食べ物っていうより欲しいものがあるんですけど。」



































やって来たのは、刀鍛冶屋。



土方「そういや、俺も刀無かったな。

最近何もなく平和で、戦う場なんてなかったしな。」



妙に身体が軽いと思ったら刀の重量が無かったのか、と呟いていた。気付いてなかったのかよ。



刀無しでは、真選組は務まらないでしょうが。



鍛冶屋の暖簾をくぐる。



鍛冶屋のおじさん「いらっしゃっい。何か御用で?」



煤に塗れた、鉢巻をしている貫禄のあるおじさんが奥から出て来た。



鍛冶屋のおじさん「ああ、貴方達ですか。仕上がってますよ。」



土方「あ?何がだ。」



おじさんが見せて来たのは。




貴「あ!私の刀!」




そう。高杉の船に置いてきた、昔から使ってる愛刀の菊一文字。すごく綺麗に磨かれている。



土方「それに、俺の刀も?」



鍛冶屋のおじさん「顔に包帯巻いてる派手な服の男が、先日持ってきて。

金は言い値で払うから直せって言うもんですから。

派手にやらかしてましたねぇ、特に、あんちゃんのは。」



貴土方「え。」



それに当てはまるのは、一人だけ。


この刀を持って来れるのも、あのひとだけだ。





そしてもう一刀。



貴「これは、近藤さんの?」


土方「ああ。高杉の船に乗り込む時に、好きに使ってくれって、渡された。」



ボロボロだったのにな、と新品同様に磨かれた刀を感慨深げに見つめる彼。



貴「(私、本当に沢山の人から大切にされてたんだなぁ。)」




空の上の、刀を届けてくれた彼にも、ありがとう、と念を送った。



届くといいな。




________________________________

作者より。

今までネットから書き込んでいたのを、この度アプリをダウンロードしてアプリの占いツクールから書き込むことにしました。

ID等、おかしな点が出るかも知れませんが、同一人物です!

進学して実習が多く、中々時間取れませんが、気まぐれに更新していきます!

こんな作者ですが、宜しくおねがいします!

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みや - 続きかいてください (2017年11月27日 19時) (レス) id: eab5c81d83 (このIDを非表示/違反報告)
みや - 続きかいてください (2017年11月27日 19時) (レス) id: eab5c81d83 (このIDを非表示/違反報告)
藍鳥 - れいろさん» お褒めの言葉ありがとうございます!!でも、夜は寝て下さいね(苦笑)続編も頑張ります! (2017年4月15日 23時) (レス) id: fed0af9e70 (このIDを非表示/違反報告)
れいろ - 楽しみで、夜も眠れない (2017年4月15日 14時) (レス) id: eab5c81d83 (このIDを非表示/違反報告)
れいろ - 続編がんばってください (2017年4月15日 14時) (レス) id: eab5c81d83 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藍鳥 | 作成日時:2016年5月11日 22時

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