《銀魂》紅の鬼灯 3

63.合流 ページ15

ー土方sideー



ガッッッ！



反射的につむった目を開ける。



目の前に居たのは、




土方「.....A...？」



貴「てっめぇ、何しにこんなトコ来やがった！？」



天人の振るう刀を、天人の手に蹴りを入れて攻撃を躱し、

天人が離した刀を奪い、手に持った、



沖田Aの姿だった。



土方「そりゃ、こっちの台詞だ！

鬼兵隊に誘拐されたって聞いて、真選組総動員してテメェを連れ戻しに来たんだぞ！」



貴「うっさい！

喋ってる暇があったら手ェ動かしやがれ！」



Aの刀の腕、戦闘力の高さを見せ付けられるような動きで、Aは次から次へと天人を倒していく。


負傷している俺を庇うように。



銀時「Aー！

コッチは処理済みだー！」



貴「了解でさ！」



天人の入ってきていた扉からひょっこり顔を出したのは、血の付いた木刀を持った、万事屋の男、


坂田銀時だった。


部屋になだれ込んで来る天人が居なくなっていたのは、コイツが殺っていたのか。



土方「なっ...なんで、てめぇまで...」



桂「おい、銀時！

そっちはまだ終わらんのか！？」



万事屋の後ろから声をかけた人物。


此奴は声で検討がついた。



土方「桂......?」



桂「コッチは終わった！


早く脱出するぞ！！」

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