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──「あれー!? 君確か…………そう、Aちゃんだ!」

「あれ……これだけ……??」


食堂にやってきたはいいものの、甚八さんに言われていたような人数はいない。今食堂内にいるのはたった8名ほど。一体どういうことだと首を傾げていると私に声をかけてきた、この任務に配属になってすぐの頃会った元チームZの蜂楽廻が現在の二次選考の概要を教えてくれる。

現在行われている奪敵決戦ライバルリー・バトルでは3人組を作って相手チームと戦い、勝ったチームは負けたチームから1人を引き抜けるという花いちもんめのようなシステム。ここは初日勝ち進んだチームのみが使う食堂で、負けたチームはまた別の食堂で食事をしているらしい。……この建物、空間の無駄遣いにも程がある。


「それよりAちゃん久しぶりだ! ゴーストバスター順調?」

「程々」

「そっかそっか! あの時はありがとう! あの後トイレから泣き声とか聞こえなくなったからみんなですげーすげー言ってたんだ!」

「何事もなくて良かった」

「ね、ねえ蜂楽くん、その子は……??」

「え? Aちゃん!」

「だれ!?」


蜂楽くんの背後からひょっこり顔を出したのはガタイのいい男の子。確か彼は……そう、時光青志だ。ランキングTOP3の1人。
ガタイの良さとは打って変わって蜂楽くんの背後に少し隠れながら私を見る彼は相当警戒しているようだ。そう思っているとその更に背後に隠れて見えなかった人物が声をあげる。優雅に椅子に座り長い髪を邪魔にならないようはらう仕草をするのは時光くん同様TOP3のうちの1人、蟻生十兵衛だ。


「随分と場に似つかわしくないオシャな人物がいるじゃないか」

「オシャ……??」

「お洒落ってこと! この子はね、AAちゃん! ゴーストバスター!」

「ゴーストバスター!?」

「違う。呪術師」

「じゅ??」

「呪術師」

「……へー!!」


絶対に分かっていない返事をくれる蜂楽くんに誘われるように椅子に座った。はい、と肩を抑えつけられて座ったのは蟻生くんの隣。……何故か、ランキングTOPの糸師凛の隣である。どうして端ではなく間に座らされているんだろう。

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タキタカ(プロフ) - 「へぇ。俺そういう映画とか見たことないから知らないや。というかさっきからオシャさん何ぼーっとしてんの?」 「……オシャ!!!」 「何!?!?」 〜「何て……??」ここで声出して笑いました。面白いです! (9月17日 22時) (レス) @page22 id: baee95592f (このIDを非表示/違反報告)
ことこと(プロフ) - ぐらす。さん» コメントありがとうございます!pixivの方でもお読みいただき光栄です。今後とも是非、よろしくお願いします! (5月24日 9時) (レス) id: fe3705f0cd (このIDを非表示/違反報告)
ぐらす。(プロフ) - pixivでもこの作品見てました。やっぱり面白くて好きです。pixivのほうでも無理しない程度に頑張ってください! (5月22日 17時) (レス) id: 6255010be3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ことこと | 作成日時:2023年5月15日 18時

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