青学テニス部のお気に入り【テニスの王子様】

丸井 ページ47

？｢う、うめぇ･･･｣


結局押しに負けて、
2人仲良くケーキを食べることに

初対面なのに一緒にケーキ食べてるの不思議すぎるな


？｢ん、そういや名前言ってなかったな。俺は丸井ブン太！シクヨロ！｣


｢あ、橘A、です｣


丸井｢Aな！その制服、青学か？｣


｢うん。知ってるんだ｣


丸井｢部活関係でちょっとな！｣


部活関係か
やっぱり部活をしてると他校との交流も多くなるんだな

･･･ん？


｢テニス部？｣


丸井｢え！？なんで分かったんだ！？｣


｢そのバッグ｣


今まで気づかなかったけど
よく見ると丸井くんはみんなと同じような大きなバッグを持っている
私の偏見だけどこういうバッグ持ってる人は大体テニス部


丸井｢てことはAもテニスやんの？もしかしてテニス部？｣


｢あ、えっとやるっていうか、マネージャーしてる。男子テニス部の｣


丸井｢マジ！？俺立海のテニス部なんだ！え、マネージャーってことはGWの合宿来んのか？｣


｢う、うん、行くよ｣


びっくりした
まさかこんな所で立海のテニス部の人に会えるなんて
世間は狭いとはこういうことか


丸井｢うわあ、すげー楽しみになってきた。マネ1人じゃ大変だろぃ？いつでも声掛けてくれよ｣


｢ふふ、ありがとう｣


丸井｢何笑ってんだよ〜｣


｢優しいなと思って｣


丸井｢そ、そんなことねえよ！普通だろぃ｣


も、もしかしたらテニスをやってると心が優しくなるのかもしれないぞ
だって私の周りにテニスやってる優しい人が多すぎる

となると立海の他の皆さんも優しいはずだ








丸井｢てかなんでマネ？青学ってマネ取らなくね？｣


｢･･･私実は男の人苦手なんだよね。それ見かねてみんなが声かけてくれたって言うか｣


丸井｢え！？じゃあ今キツい？｣


ザザっと椅子ごと後ろに下がる丸井くん
驚いた顔が面白い


｢あ、大丈夫。なんか丸井くんは男の人って感じしないかも｣


丸井｢･･･それもショックなんだけど｣


｢ご、ごめん｣


丸井｢･･･べっつに〜｣


｢怒ってる？｣


ムスッとした丸井くんは少し考える仕草をしたあと、
いいこと思いついた、とでも言うようにニヤリと笑った


丸井｢連絡先教えて？そしたら許してやる｣


｢そんなんでいいの？｣


丸井｢おう。優しいだろぃ？｣


丸井くんはニンマリしながらスマホを出す
釣られて私も


丸井｢すげぇメール来てんじゃん｣


｢･･･これはいいの｣


丸井｢ふーん？｣


メールは全部光からだ

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