不器用*32 ページ11
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さあ
いよいよその時がやってきた。
あ「…頑張って」
彼女の背中を、ポンと軽く叩く。
佐織「ありがとう、頑張るね」
手紙をそっとポケットに押し込んで微笑んだ。
…もう私、どうすればいい?
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そんな疑問を投げかけても、時は過ぎていくだけだった。
佐織はいつの間にか有人の前にいて
私の方を振り返って、ピースをしたのだ。
『今からやるよ!』
そういう意味なんだろう。
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私は苦笑いをして、その場を立ち去った。
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廊下を走る靴の音だけが響き渡る。
息も切れてきた頃、
「何急いでるの?」
のん気な彼の声が聞こえた。星野。
あ「星野には関係ないもん」
冷たくしてしまう。
ごめん星野。
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星野「はっはーん、朝倉のこと?」
あ「はぁ!?」
爆弾発言に驚いて、反射的に顔を上げた。
星野「朝倉はね、好きな人いるから安心しなさい!」
そう言ってはっはっは、と高らかに声を上げて図書室に消えていった。
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なんだろう、根拠も無いのに
信じたくなる自分がいた。
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たぴ岡(プロフ) - PINOさん» 大丈夫ですよ(笑)よろしくお願いします! (2013年7月16日 21時) (レス) id: 4dc7798ff6 (このIDを非表示/違反報告)
PINO(プロフ) - たぴ岡さん» ああああああ!ごめんなさい!十分が重要になってました!訂正します!十分優しいです! (2013年7月16日 19時) (レス) id: bbde003299 (このIDを非表示/違反報告)
PINO(プロフ) - たぴ岡さん» いえいえ!重要優しいですよ!これからはお友達としてお願いします! (2013年7月16日 19時) (レス) id: bbde003299 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ岡(プロフ) - PINOさん» 優しくないですよ(。-_-。)勿論友達大歓迎です!ありがとうございます! (2013年7月16日 19時) (レス) id: 2edbbe2204 (このIDを非表示/違反報告)
PINO(プロフ) - ありがとうございます。優しいですね!もし、たぴ岡さんがいいと言ってくださるなら友達になってもらえませんか?嫌ならズバッと断ってください。 (2013年7月15日 21時) (レス) id: bbde003299 (このIDを非表示/違反報告)
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