最前列へXIV

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当日、行くか迷ったけど、せっかく貰ったし、予定もないのでコンサート会場へ向かった

アイドルしてる飛鳥を見る事はなかったから
不思議な感覚だ

キラキラしてて、芸能人で、私が知っている飛鳥とは同じだけど、全く違う人だった

ライブも終わり、スタッフさんにお礼を言い帰ろうと廊下を歩いてると

パタパタと足音が

振り返ると

貴「わっ、」

飛「何も言わずに帰るな笑」

って飛びついてきた

貴「いや、だって終わったし、主役なんだし色々あるでしょ？笑」

飛「そうだね。」

貴「じゃあ、はやく戻った方が」

飛「ちょっときて」

飛鳥はどんどん進んでいくけど、これ絶対帰る道じゃない

お疲れ様でーすってすれ違うスタッフさんに挨拶してるけど、明らかに誰？って顔で私を見てる

貴「どこ行くの？出口あっちじゃない？」

そう言ってもどんどんと進んでいく
いやまさか、、

そう思ってると

貴「は？！ここ絶対ダメだから」

飛「いいから入るよー」

絶対ダメでしょ
思いっきり『乃木坂46 1.2.3期生様 控室』って書いてある

貴「いやいやいや、」

秋「あ！いた！！みんな探してたんだから」

飛「Aが帰ろうとするから」

やっぱり探されてんじゃん

秋「え？！Aちゃんって、あのAちゃん？」

飛「うん」

貴「あのって、何で知ってんの？」

小声で飛鳥に聞いてもニヤニヤしてるだけ

秋「初めまして秋元真夏です！」

貴「あっ、初めまして。」

秋「うちの飛鳥ちゃんをこれからもどうぞよろしくお願いします」

貴「あぁ、こちらこそよろしくお願いします?」

秋「飛鳥はコメント取っておいで。Aちゃん！入って入って！」

なんてなぜか控室に通されるわ、飛鳥いなくなるわでマジで意味がわかんない

貴「あ、いやその。ほんと一般人なんで帰りますよ」

秋「せっかく会えたんだもんお話ししたい！」

梅「真夏さん、写真撮りまs」

秋「あっ、梅！この人だよ！！Aちゃん！！」

梅「えっ？！飛鳥さんの」

秋「そうそう！！」

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