最前列へXII

聞かないの？　菜緒ちゃん　リクエスト ページ8

菜緒side

活動休止をして１週間

休んでるはずなのに、モヤモヤが取れなくて
姉のところに行くことを決めた

夕方に家を出て、姉の家に向かうもまだ帰ってないみたい

ぼーっと外を眺めることにした


貴方side
今日は定時に帰れてよかった〜

明日は休みやし、久しぶりにお酒でも飲んじゃおっかな

ルンルン気分で家に帰ると

貴「え？」

マンションの前で女の子が寝てる

というか、

貴「、、菜緒？」

菜「ん、？あ、帰ってきた」

貴「何してんの？てかずっと待ってたん？」

菜「うん。ちょっと早く着いちゃった」

貴「なんで連絡もせんと、、暑かったやろ？早よ上がり」

菜「平気だよ」

菜緒が会いに来るなんてびっくりした

活動休止するのはニュースで見てたし、ちょこちょこ連絡はしてたけど

貴「はい。とりあえず水飲み」

菜「ありがとう」

貴「ご飯まだやんな？」

菜「うん。」

貴「食欲は？」

菜「普通くらい」

貴「なら、冷やし中華にしよか」

菜「うん。」

ちらっと見ると、ソファーにちょこんと座ってテレビを見てる

ちょっと痩せたかなぁ

貴「汗かいたやろ？先シャワー浴びる？」

菜「ならそうする」

貴「ん。場所は前来たから分かるよな？」

菜「うん。」


菜緒side

シャワーを借り、いつも通りのお姉ちゃんで助かる

ぱぱっとシャワーを浴びていると

貴「タオルと着替え置いとくから。化粧水とかは適当に使って〜」

菜「ありがと〜」

上がるとテーブルには美味しそうな冷やし中華が

菜「もうできたん？」

貴「できた。早く食べよ〜」

菜「うん。いただきます」

お姉ちゃんは、いつも明るくて、面倒見が良くて、憧れだった

私じゃなくてお姉ちゃんがアイドルになればよかったのかも

また暗い気持ちになってしまい
その気持ちをかき消すように首を振った

貴「あれ、おいしくない？」

菜「ううん。美味しい」

ご飯を食べ終わると、片付けようとするから

菜「洗い物くらいするよ」

貴「菜緒もうお風呂入って綺麗になってるんやし、いい子しとき。」

菜「でも、」

貴「ええって、気持ちだけもらっとくわ笑笑」

そう言って洗い物までしてくれた

菜「ありがとう」

貴「どういたしまして〜」

ささっと洗って、お風呂に入りにいった

あれからドラマを見たり、アイス食べてのんびりしたらいい時間になった
姉のベットにお邪魔する

なんか子供の頃に戻ったみたいで懐かしい


貴「狭いけど我慢してな？菜緒はいっつも急にくるんやから笑笑」

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