最前列へXII

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菜「せまいなぁ笑笑」

貴「そりゃ大人が2人で寝てるんやもん笑 なんか懐かしいな〜」


菜「なぁ、なんも聞かんの？」

貴「んー？」

あくびをしながら言われた笑

菜「菜緒がなんで休んでるんかとか」

貴「聞かんよ笑」

菜「ふーん、、」

貴「いや、興味ないってわけやないよ。けど私にとっての菜緒はアイドルやないし笑 妹やん」

菜「うん。」

貴「それに、私やって社会人してて色々あるんやから、芸能界なんてもっとやん。やから、菜緒が話したかったら話せばいいし、そうじゃないなら無理には聞かんよ笑」

菜「お姉ちゃんも色々ある？」

貴「当たり前やん。色々あるよ。上司がむかつくーとか笑 なんでこっち悪くないのに謝ってるんやろとか、何回やっても上手くいかへんなぁとか」

菜「ふふ、そっか」

貴「せやで。この前だってな」

私が思ってる姉は完璧で、苦労なんて微塵も感じさせなかったけど、そうじゃなかった
ちゃんと苦労してた笑

菜「なんか、意外」

貴「菜緒にとっての私はどんなイメージなんよ」

菜「、、完璧」

貴「そっかそっかー。」

そんなにすごく見えてたか〜って、頭をぐしゃぐしゃにされる

菜「もーやめてやー笑笑」

貴「まぁそう見えてたなら、ある意味成功かもしらんな」

菜「でも今日で、変わった」

貴「どう変わったん？」

菜「お姉ちゃんも苦労してるんやって笑」

貴「せやで、ほんまに笑」

まぁそれだけじゃなくて、苦労してるのにちゃんと周りが見えてるし
私のことやって、変わらない目線で見てくれてる

菜「明日も泊まっていい？」

貴「ええよ。そのかわり、明日は菜緒が朝ごはん担当な笑」

菜「えー」

貴「だって明日は休みやもん、何にもしたくない笑」
早起きなんて無理ーなんて言いながら足をバタバタさせるから


菜「分かった笑」

貴「半熟の目玉焼き食べたい」

菜「任せなさい笑」

貴「流石〜笑」

お姉ちゃんのとこ行って正解やったな

こうやって少しアイドルじゃなくて、小坂菜緒として接してくれるお姉ちゃんがいてよかった

やっぱり家族の存在は大きい
近いうちにパパやママにも会いに帰ろうかな


菜「ありがとう」

貴「んー？ん。」

隣を見るともう目を瞑って、半分寝てるみたい

少しだけ空いた口
昔は私が先に寝るし、後から起きるから
見たことなかったかもしれん

菜「なんか、いいもの見れた笑笑」

もう少しだけ堪能するべく、メンバーとのLINEを返す菜緒ちゃんでした

かきさく　年下感→←聞かないの？　菜緒ちゃん　リクエスト

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