最前列へXII

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そのままぼーっとしてると
凄い勢いでカーテンが空いた

玲「A！！ダンスしてたってほんと？！なんで！！」

貴「え、」

姉の顔には余裕がなくて、怒られている

玲「確かに私が動画見せちゃったのが悪いけど、安静にしてなきゃダメでしょ！」

貴「だって、、なんか、できる気がして。それにね、見ながらだけど最後まで踊れt」


玲「軽く手だけで踊るならいいけど、Aは入院してるんだよ？！命が掛かってるの。看護師さんにも迷惑かけちゃだめでしょ」

貴「っ、」

言われたくなかった
迷惑なんて、、そんなの自分が1番分かってる

それに楽しいと思えたから、一緒に喜んでくれると思ったのに、、

貴「、なんでそんなこと言うの」

玲「何？」

貴「私だって、好きでここにいるんじゃない！！」


玲「っ、病室なんだから静かにして」

貴「もう乃木坂も辞める！！」

玲「適当なこと言わないの」

貴「早く、っ、帰ってよ」

玲「A」

貴「うるさい」

酸素マスクも点滴も薬もこんな体ももういらない
私自身もう疲れた

玲「ちょっと何してるの(焦)」

貴「もういい、全部やめる！！治療続けたって意味ないじゃん！」

点滴も置いてあるコップも全部を倒したからか
音やこの声に気づいた看護師さんが駆けつけてきた

看「大丈夫ですか？ってAちゃん、どうしたの」

貴「来ないで！みんなっ、もう、やだっ、」

近くにあったものを全部投げる

惨めだった、哀れで、みんなの目線が痛かった

貴「、っ、こんなんだったら、早くしにたい」

看「落ち着いて、苦しくなっちゃうよ。」

貴「はぁっ、、どうせもう無理なんだから、何やっても、、迷惑なんでしょ！」

看「そんなことないよ。ほら落ち着いて」

玲「あとすこしがんばれば」

貴「うるさい！口ばっかりなくせに！お姉ちゃんなんて大っ嫌い」

今できる最大の力でお姉ちゃんを押す

看「大丈夫大丈夫。一回深呼吸しよっか」

暴れる私を看護師さんは抑え、姉は出て行った

貴「っ、はぁ、はぁっ、」

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