最前列へXII

女の子の日　さくちゃん ページ1

遠藤side

遠「ただいま〜」
いつも通り家に帰るもシーンとしてる
電気はついてるから、Aいるはずなんだけど、、

遠「Aー？お風呂〜？」
リビングにもいない

慌てて寝室を覗くと
布団が膨らんでいる

貴「ん、？さくら帰ってきた？」

遠「うん。帰ってきたよ。どうしたの？体調悪い？」

貴「ううん。大丈夫」
そうはいうものの、いつもみたいに元気がないし、何よりベットから出てこない、

電気をつけると、ぎゅーっと小さくなってるAがみえた

遠「大丈夫じゃないじゃん。お腹痛いの？」

貴「ちょっとだけ、でも生理だから心配しないで」

遠「薬は飲んだ？」

貴「飲んでない、なんか負けた気がして、、」

遠「何と勝負してるの笑 早く飲みなよ」

貴「ん。」

Aを起こしてリビングへ連れて行こうとすると

貴「おっとっと」
倒れそうになるから慌てて抱き抱える

遠「ねえ本当に大丈夫？」

貴「ごめん、大丈夫。大丈夫」

遠「言ってくれたら色々買ってきたのに〜」

貴「いつもはこんなひどくないんだよ。」

遠「最近忙しかったもんね」

ホルモンバランス崩れてるんだろうなぁ

貴「いててて、」

ソファーに座るも、やっぱりしんどそうで

遠「はい薬。」

貴「ありがとう」

遠「鉄分取れるものなんか買ってこようか？」

貴「ううん、さくらが居てくれる方がいい」

遠「でもしんどくない？？」

貴「さくらがいい」

なんかもう会話できてない気がするけど笑
こんなに求められて嫌なわけがない

遠「今日は素直だね、よしよし」

頭を撫でると肩のところに頭をぐりぐりしてくる

こうやって甘えてくるAは久しぶりだ
というか珍しい

遠「重症だ〜」

貴「さくら、手止まってる。撫でて」


遠「うん。Aってレバーとか食べれる？」
可愛いAに戸惑いつつ、平然を装う

貴「無理〜。」

んー、鉄分取らせないとなぁ

遠「10分だけ待ってて」
近くのコンビニに行って、鉄分が取れそうなものをひたすら買ってきた

・→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す