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6話 未来予知4 ページ7
鳴海の肩に担がれた棗は顔を赤らめてぐったりしていた。
何があったんだ…。
あ、フェロモンか…。
「あれ、もう棗くんと話したんだ?」
私は小さく頷いた。
『その子は?』
鳴海の後ろでうずうずしている女の子を指さした。
する女の子は前に出てきて元気よく自己紹介をしてくれる。
「ウチ、佐倉蜜柑言うねん!よろしゅうな!」
『私は菅原A。』
私は蜜柑ちゃんに手を振った。
「よし、じゃあ取り敢えず帰ろうか♡」
『(…停止)』
パチン
すぅ、と辺りが静かになる。
今度は効くんだ、何て考えたりしたけどこんなことをしても無意味なんだよな。
私がここで逃げたところで運命には逆らえない。
ふぅ、もういいか。
『(解除)』
パチン
一気に騒がしくなる周りを見渡して、
はぁ、とひとつため息をした。
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作者名:おゆゆ | 作成日時:2020年9月15日 17時