びたーすうぃーと。【るぅと】

#17 ページ18

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ー Side るぅと ー




こんなに綺麗な白い肌が青くなってるなんて、女の子だったら絶対に嫌だよね。




女の子の力じゃ男の人には適わない。







るぅと「こんなの酷いよ…」

『今誰にも見られたくないもん、俺以外見せる必要なくね？って言われるだけなんだけどね』

るぅと「でも女の子は綺麗でいたいよね」

『…るぅくんは女の子の気持ちわかってるね、優しいねるぅくん』





なんとも言えない顔で笑ってみせるAちゃん。





やっぱり笑えてないよ。







トントンっ、



母「ねえ、？」


『いいよーっていう前に入ってこないでって、何回目？』

母「ごめんごめん！晴斗くんが良かったら夕食食べていかないかなって聞きたかったのよ」

るぅと「えっ！？」

『お母さん、るぅくんだって忙しいんだから…』

母「Aには聞いてないのよ〜。Aってば、小学生の頃からるぅくん、るぅくんって話すからすごく気になってたの！」

『お母さん…！』






顔を真っ赤にするAちゃん。


Aちゃんの頭の中に僕はちゃんといるんだね。





ずっと存在してくれていたことに感動した。









このあともAちゃんのお母さんのアタックで、僕はご飯をご馳走になった。




すごく違和感のあるものだったけど、Aちゃんのお母さんはあったかくて。








何より久しぶりにAちゃんの笑顔を見たんだ。







それが1番嬉しかったなぁ。

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