29本目 ページ29
あれから４ヶ月くらいは経つのかな
そろそろ引きずるのもやめて前に進まないといけない。
まぁ、受験生だからそれどころじゃないかもしれないけど。
クロッキー帳を閉じ、机に置きかけて床に落とした。
開いたページに、窪谷須のクロッキーが現れた。
「あっ…」
そういえば先月描いたんだったな
ふと、私の目元についた睫毛をとってくれたときのことを思い出す。
「ヤンキー、気性荒いけど実は優しいタイプなのが多いんだよな」
窪谷須は典型的だ
クロッキー帳をあらためて机に置き直し、
ベッドにダイブして天井を見つめた。
窪谷須亜蓮
初めて話をするまでは非常に苦手だった
気づけば今はそうでもない
話すと楽しい
居てくれると頼もしい
ラーメン屋で私をとなりの席に促したのはどういう意図か
あのときの窪谷須、大型犬みたいでなんか可愛かった
そう、犬みたいなんだよなぁ…
そんなことをぼんやり考えながら私は眠ってしまった。
*
夢を見た。
付き合っていた彼との夢
彼との夢のはずなのに
彼の顔が窪谷須になっていた
「一回さ、脱いたの描きたい。」
窪谷須の顔を貼り付けた彼が言う。
「いいよ」
私は全てをさらけ出す。
*
「A、ごはんよ」
母に呼ばれて目が覚めた
なんていう夢を見てんだ…
記憶がごっちゃになってるじゃないか
「…おなかすいたな！」
かきけすように飛び起きて、リビングへかけた。
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doku(プロフ) - uhoさん» あっあっ、uhoさんありがとうございます…なんだかお恥ずかしい(>_<)しばしの現実逃避、お付き合いください(;_;) (2018年11月25日 13時) (
レス) id: 4071e07d98 (このIDを非表示/違反報告)
uho(プロフ) - コメント失礼致します…！！タイミングよく現れる窪谷須がかっこよすぎます…！私も以前から密かに拝見させて頂いてました！控えめに言ってめちゃくちゃ好きです…。更新楽しみにしております！ (2018年11月25日 11時) (レス) id: d981027b97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：doku | 作成日時：2018年11月12日 17時
