月とオオカミちゃんには騙されない（２）

075 ルール違反 ページ27

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浮所｢それ伝えるために今日呼んだの、｣



｢な、に、｣



浮所｢Aちゃん、もう二回もルール違反しちゃったんでしょ？｣



｢…うん、二回もばらしちゃった、｣



浮所｢…それでね、｣



浮所｢もう二回も三回も変わんないんじゃないかなって｣



｢へ、｣



｢他の誰かにも私がオオカミなことばらすってこと？｣



浮所｢違うよ、なんのメリットがあるのそれ笑｣



｢…じゃあ、｣



浮所｢告白、OKしちゃえばいいよ｣



｢……！｣



浮所｢確か、Aが告白の日行けなくなったから手紙だけ書いて置いておくんでしょ？｣



｢…うん、｣



浮所｢手紙に、狼だけど好きですって書けばいいよ｣



｢…でも、気持ち伝えてもその後会えないんだよ｣



浮所｢会っちゃえばいい、｣



浮所｢Aちゃん、月LINEまだ残ってるんでしょ｣



｢……！｣



浮所｢絶対告白前に使っちゃだめだよ、｣



浮所｢告白の日に、那須が手紙読んだ後に送るの｣



｢…いい、の、？｣



浮所｢ふふ、おれ仕事早いからスタッフさんに許可とっておきました｣



｢…っ、大変だった、、？｣



浮所｢そりゃあ大変だったよ、でもこのメンバーの為ならってスタッフさんが、｣



｢…ありがとう、本当にありがとう｣



浮所｢いいえ、その代わり、オオカミちゃん終わってもおれと会おうね？｣



浮所｢せめて友達でいさせてほしい｣



｢…分かった、｣



浮所｢頑張って、おいでよ｣



浮所｢成功させるんだよ、最後までオオカミちゃん全うしておいで｣



｢うん、絶対成功させる｣





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