月とオオカミちゃんには騙されない（２）

073 いけないこと ページ25

.




告白




女子はオオカミちゃんの着ぐるみを着て赤い風船を手に持つ

告白にOKの場合→風船を渡す
オオカミちゃんの場合→風船を手放す




ー



松田｢あ、雄登くんが来た｣

横澤｢てことはAちゃんですね｣



ー


那須｢………｣


ー



飯豊｢…あれ、枝と手紙しかない、｣

Ami｢そっか、、Aちゃんは狼なのバレちゃったから失格になるのか｣



ー




手紙




『雄登くんへ


今、ここに立っていることが出来なくてごめんね。
私の我儘を許してください。


雄登くんにははやい段階でばれてしまったけれど改めて、私はオオカミちゃんでした。


初めて会った日のこと、覚えてる？


男子メンバーと初めて対面した日、私が振り向いた時、雄登くんと目が合ったの。


雄登くんは覚えてないかもしれないけど(笑)


わたしはその時から雄登くんが気になってた。


どんどん仲良くなっていくうちに、この人は運命の人なのかもって思ったの。


それと同時に、オオカミちゃんなのにもう戻れないくらい好きになっちゃった私に罪悪感も感じた。


私がその感情を抱く度に雄登くんには沢山助けられたな、本当にありがとう。


最後のデート、本当に楽しかったよ。


雄登くんには不安な思いさせちゃったかな、ごめんね。


私が今からする事はきっと正しいことじゃない。


ルールを破るのはいけないこと。


だけど、飛貴くんとあやみ、そしてスタッフさんの優しさに甘えさせてください。


どうしても、君と離れる選択ができなかった私を叱ってね。


Aより』



那須｢…どういう、ことだよ、｣



ぴろんっ



那須｢………｣



那須｢…！｣



那須｢…なん、で、…｣



“Aです。月LINE使います。”


“雄登くん、アトリエで待ってます。”



那須｢………！｣




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

074 月LINEの理由→←072 もう一人のオオカミちゃん

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す