リアルオンライン。【名前変換オリジナル】

一方その頃 ページ14

〖志緒side〗



「フッ…」


「いきなり何だよ」



ほんと意味わかんね。
いきなり人の顔向いてわらってくるってなんだコイツ腹立つな…！



「あ、ゴメン。だって都のミドルタウンに行きたいって言うからさ…。ん、ふふふ…(笑)」



それはAが言ったからだし。



「あの…もうこんな時間ですし、お昼にしませんか？」


「あー、うん。そうだね」


「僕ねぇ、魚食べたいんだけど！」


「いや聞いてないから」

「口答えすんな愚妹！」

「はぁ！？」



…めんどくせぇなこいつら。




・




「そういえさー、君って属なんだっけ？」


「ああ」


翠に言われ、メニュー画面を開く。



『属…？？？』

「？」



あれ、俺何の属か表示されてねぇな。
ログインしたらすぐわかる訳じゃないのか。



「あ、まだなめてないんだ」

「何をだよ？」


「水晶飴です。それをなめると利き手と反対の手の甲にマークが浮かんでくるんです」


「水晶の形によって属がわかるんだ。本当はけっこう高いんだけど特別に同じチームだしあげるよ、と・く・べ・つ・に！」



う、うぜぇ…！
顔整ってるけどぜってぇモテない奴だぜ…。

はい、水晶飴。と半透明の飴を俺に差し出す。



「これが水晶飴…」

「あ、そうそう。属わかったら自分の属以外の武器は使えなくならからね〜」

「属の変更はできないってことか」

「そゆことそゆことー。まあ悪いことはないと思うからいいんじゃない？
あ、もし属が僕か紀衣と被ってたらギルドから追い出すから。そういえばまだギルド組んでないんだっけ？まあどうでもいいや」

「おい」

「そんなことないと思うけどねー！」

属は…→←槍、タダだってさ

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