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インターフェイサーについて＿＿色々補足情報 ページ8

人間が持つ情報の形というのは種類があり、感情なら1〜100のパーセンテージで表され、記憶はその人物が見た視覚情報が映像となって脳に記録されている。
インターフェイサーの情報構築能力を使えば、相手が自分に伝えて良いと思っている感情は、簡単に書き換えられてしまう。感情のパーセンテージを操る事で、その人物が抱いている感情の比率を強制的に変えるのである。
記憶も同様に、インターフェイサーが新たに作った偽りの記憶を本来の記憶に上書きする事で、簡単に改変できてしまう。

つまり、インターフェイサーの情報構築能力とは、人間の脳を騙す能力なのである。

インターフェイサーの情報構築能力で怒りのパーセンテージを100%に書き換えられ、更に幸せなどの前向きな感情が0%に書き換えられてしまうと、その人物は強制的に激しく怒り狂った状態になる。
また、記憶を書き換え、ある人物に助けて貰った記憶を、その人物に酷い仕打ちを受けたという記憶に書き換えれば、その人物に対して自然と恨みを感じるようになる。

ただし、これらの書き換えた情報を他の情報と照らし合わせた時、脳が矛盾を発見すると、書き換えられた内容はバグとして脳内から排除され、その人物の感情や記憶などの情報は元に戻る。

例えば、感情を書き換えて怒りを強めても、その人物の直前の記憶に、怒りを感じた理由となるような不快な出来事がなければ、書き換えた内容はバグとなる。
また、記憶を書き換えたとしても、前後の記憶と食い違うような内容や、その記憶の時点で抱いた感情と書き換えた記憶の内容が相反するものであれば、バグとなる。
その人物の知識を書き換えても、記憶の中に書き換えた知識の情報源が残っていれば、バグと判断される。
一切バグを残さずに情報を書き換えるというのは、かなり骨の折れる作業。

例えバグがあったとしても、情報が大幅に書き換えられていた場合、その全てがバグとして処理されるまでにはかなり時間が掛かる。

SACのリライトは、アロウス被害者の情報にアクセスし、脳がバグとして処理しきれなかった矛盾点を見つけ出したり、関係者の持つ情報と被害者の情報を照らし合わせて行う。

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