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メガネもマスクも外して、軽く巻いた髪を前で分けている北斗。
年上の女の人と仲睦まじそうに腕を組んで、
目の前のシックなホテルへと入って行く。
唖然とする私のことを、眉をハの字に下げた樹くんが見下ろしている。
「…悪り。」
「……何が？」
「いや、なんか…なんだろ。ちょっと、俺にもわかんないけど。」
珍しく焦った様子で、「ははっ」と苦笑いする樹くん。
私はアレが、何を意味するのかを知っている。
最初に不安でくまなくホームページを未漁っていた時に、�爐修ΔいΕ�プション″があることも目にはしていたから。
けれどなぜか北斗はそういう依頼を受けていないんじゃないかと、そんな風に思っていた。
いつも同じ香水の匂いだし
ちょっと潔癖っぽいし
「向いてない」なんてウジウジしてたし
まぁホントはただの私の希望的観測だったんだろうけど
それでも北斗は、体までは売ってないんじゃないかと
勝手に、そう思い込んでいた。
「アイツ、彼女いたんか。」
樹くんに、北斗のバイトの話はできない。
当たり障りなく誤魔化しておくしか無いだろう。
「…そうだね。」
「なのに、Aちゃんの家泊まりまくってたわけ？おかしくね？ガッコー行かずに遊び歩いてる俺が言うのも何だけど。」
「………別に、私とは何も無かったし。」
「それはそれで、なんか悔しくね。
別腹とでも言うつもり？あんな、独占欲丸出しなヤキモチ妬いておいてさぁ。自分は外に女いるって、それ、舐められてんじゃねぇの？」
「…………。」
「ごめんね、�猊當未茲衢イ靴ぁ蹐覆鵑童世辰燭�せに、口悪くて。つまり俺、今そんぐらいムカついてるってことなんだけど。」
「…なんで樹くんが？」
「友達バカにされたら、誰だってキレていいだろ。」
「…………。」
思わず俯いて唇を噛んだものの、我慢しきれなかった涙がポロポロと溢れ出す。
そんな私を見た樹くんが、何かを決意したかのようにキッと前を向いた。
「Aさぁ、やっぱタピんのは、また今度でいい？」
「え？」
「明日の発表で、あのナメたメガネのこと見返してやろーぜ。」
顔を上げると、なぜかイタズラっぽくニヤっと笑いかけられた。
…何が起こるんだろう。
何が何だかまったくわからないまま、
混み合う渋谷の街中へと、樹くんに手を引かれて飛び込んで行った。
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マヨ(プロフ) - YUUKIさん» わーぉ、ありがとうございます！！お気に入りのシーンはじゅったんとの公園ネイルです！（北斗わい）楽しんでもらえて嬉しいですーーー！！ (6月22日 9時) (
レス) id: 99f2c21ac8 (このIDを非表示/違反報告)
YUUKI(プロフ) - 今日全部読ませていただきましたが、めちゃくちゃ面白かったです！！ (6月21日 22時) (レス) @page50 id: 856434f156 (このIDを非表示/違反報告)
マヨ(プロフ) - まゆみんさん» ホントそれですねwwwいじけ虫ほっくんです！ (6月15日 21時) (レス) id: 99f2c21ac8 (このIDを非表示/違反報告)
まゆみん(プロフ) - 隣を取られたみたいで逃げましたね…笑 (6月15日 12時) (レス) id: 234c3a248a (このIDを非表示/違反報告)
マヨ(プロフ) - ミエさん» 初めまして！うわ〜ありがとうございます！「心鷲掴み」なんてめちゃくちゃ嬉しいです！いじけほっくんは置いておいて、しばらくじゅったんと青春する予定です、よろしく！（また松村担に怒られるヤツ） (6月15日 6時) (レス) id: 99f2c21ac8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マヨ
| 作成日時：2023年6月9日 0時
